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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20050701NTE2IFT0201072005.html
インドネシア中央銀行は30日、競争力強化を目的とした銀行業界の整理統合の新基準を発表した。
発表によれば、他の銀行を統合できる「アンカー」と呼ばれる総合銀行を中銀が今後認定する。すべての銀行は最低限の業績基準とアンカーが規定する追加的な要件を満たさなければならない。最低業績基準には、自己資本比率10%以上、資本金1000億ルピア(23億ドル)以上を2010年までの3年間維持することなどが含まれる。
アンカーになろうとする銀行にはさらに、貸し出しの伸び率を最低でも年間で22%、不良債権比率を5%以下に保つといった目標に加え、Tier1自己資本6%、総資産収益率(ROA)1.5%などの要件が求められる。
中銀は各行の進捗状況をモニターし、基準を達成できない銀行を強制的に統合する。「アンカーになる可能性は多くの銀行にあるが、数は少ないほど望ましい」と中銀副総裁は述べた。
中銀は昨年、銀行の数を130から60−70程度に削減する基本計画を発表しており、新基準はこれを受けたもの。同国銀行業界は1997年から98年のアジア金融危機で壊滅的な打撃を受け、未だに再建途上にある。副総裁によれば、約40%の銀行は資本金が1000億ルピアに満たないという。
インドネシア全産業の中で最も収益性が高いと中銀総裁が述べるように、銀行業界には昨年、顕著な業績改善がみられた。しかし、ここ数カ月は一部の大手国営銀行がスキャンダルに見舞われている。融資の評価基準が改訂された結果、最大手のマンディリ銀行では昨年8.4%だった不良債権比率が17.8%に悪化した。
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