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(回答先: アメリカの教科書では日本の記述は2ページ程度 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 7 月 01 日 21:05:48)
2005.07.01 Friday 23:46
結局、タイミングとセンスを失している日本外交の責任
Asia Politics / Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=40673
マハティール氏が、ルック・イーストを米国の機嫌を損ねても発言し、ほぼ、今の日本外交と同じようなことを言っていた時に、日本外交は米国を気にして、マハティール氏を疎んじた。その後、バブルが崩壊し、日本的経営が傾いた時、欧米のマスコミは、マハティール氏に、「これでも、日本を見習えと言うのか?」と嘲笑を浴びせた。マハティール氏は一寸困ったが、即座に、「反面教材として、参考にする」と言った。ODA ウォッチャーズは、その発言の場に居たので、その時の顔色まで知っている。ニュースでも報道された。
インドネシアも同じだ。最大のODA供与国なのに、コトパンジャン・ダムなど、環境・人権無視のダムを、日本の専門家の批判と忠告を無視して作って、国際的にも非難されている。アチェの紛争も、日本での紛争解決のための会議を催す毎に、紛争は激化する。
タイのタクシン氏も、一村・一品など、御金のかからない、日本のアイデアを導入したいのに、日本の安倍氏や岡崎氏などの利権集団は、土建・土木などの癒着企業のメリットしか、考えない。今回も、嫌がっている空港建設に、ODAを無理やり、押し込んだ。
日本の融資中心のODAは、戦後の補償と絡んで、政財官の癒着から生まれた特殊な方法で、久保田豊氏、岸信介氏などが、戦前の自己の利権確保のために、発案したものだ。
対中国借款は、この岸氏のルートではなく、宏池会、旧田中派の唯一の利権だったので、これを、清和会の町村氏が切ったのだ。
アジアでも、失敗を繰り返す日本のODAのシステムが、アフリカで活用され、良い結果を生むとは、とても考えられない。日本の銀行が、世銀に吸収されるのなら、別だが。
殆どの外交官が、自己の利益とカウンター・パートの有力者の顔色しか、頭にない状況で、外交官に、日本の資産の配分権を持たせること自体が間違っているのだ。特に、JICA事務所は、常に無駄な事案を製造するマシーンであり、必要悪であるから、少なくとも、ニューヨーク、バンコック、クアラルンプール、北京には不要だから、即座に廃止するべきだ。