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しても貯金には至っていない。
「節約すること自体が目的化していて、残念ながら貯まってませんね。毎月何とか回っていても、病気でもしたら破綻します。マンションの頭金、転職など具体的な長期目標を決めて、家計管理を見直さないと」(丸山さん)
ただ厳しいのは派遣という働き方。月によって休日が増えればその分給与が減り、ボーナスもない。足りない分や臨時出費のある月は、アルバイトで収入補給をしてなんとかしのいでいるのだという。
●老後のために生きるな
実家暮らしのミキさん(27)は、給料日の毎月25日に一人で「予算会議」を開く。手取り19万円のうち12万円を引き出し、実家へ納める額、習い事代、携帯代、クレジット引き落とし額などを別にし、残る約5万円を小遣いにする。この日以外はキャッシュカードを持ち歩かず、絶対に預金を引き出さない。3年前から始め、すでに年収相当額の300万円を貯めた。
きっかけは将来への不安を感じ始めたこと。20代半ばごろから、大学時代の友人たちと何度もこんな話が話題にのぼった。
「あたしたちが60になった時って、年金どうなってるんだろう。個人年金に入った方がいいかな」
「掛け金の余裕ないよ」
「それより、子どもをもつの不安だよね。お金かかるし」
「私は産まない。お金も時間も自分一人で精いっぱいだよ」
周りを見ても、まだ誰も子どもを産んでいない。自分たちが年金をもらうようになる頃には、支える世代がますますいなくなっていることは、ニュースなんかより遥かに切実に実感できる。
それでもファイナンシャルプランナーの中村芳子さんは、著書『20代のいま、やっておくべきお金のこと』の中で、「20代、30代で個人年金に入るのは絶対に損!」と説く。
「確かに年金はあてにならないけど、今若者が抱える将来不安はクレージーなほど。老後のために今を生きるな、と言いたい。それより年金が少なくても生きていける力をつけるべきです」
会社員のマコさん(27)の場合、実家暮らしというアドバンテージはあるが、「アフィリエイト」収入が大きなプラスとなっている。「節約」を手助けする副収入はいま注目の的だ。
マコさんは「OLマコの贅沢革命」というHPを運営。節約生活を綴つづる日記などと一緒に、お得なコスメやダイエットグッズなどの広告を掲載し、商品を紹介する。その紹介がウケて、HPを通して商品が売れる