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Nevada経済速報6月27日(月)10:45
...2005/06/27(Mon) 10:51:26...
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景気報道:砂上の楼閣
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今日の日経新聞一面大見出しで【景気、再離陸:消費は持ち直し】と報じていますが、ここで取り上げられています<持ち直し事例>をご覧にいれます。
1.豪華版クルーズツアー予約 前年比40%増
2.海外旅行パックツアー予約申し込数 前年比 3%増
3.BMW販売台数 前年同月比30%増
(ローンで購入する若いサラリーマンが増えている)
以上の3点が具体的な消費持ち直し事例として掲載されているのです。
これで、1億2,000万人いる日本の人口の全体像といえるでしょうか?
もし、この報道がこのような見出しなら、話は別ですが。
【消費、高額所得者を中心に堅調な伸び】
先週発表になりましたスーパーの売り上げ高は15ヶ月連続のマイナスを記録しており、どこまで落ち込むのか、という底なしの落ち込み方をしています。
デパートの売り上げも、外食産業の売り上げも、大型家電販売店の売り上げも皆マイナスを記録しています。
今、日本は一部の<勝ち組>層と殆どの<負け組>層にはっきり分かれており、この<勝ち組>層の生活水準に何とか合わそうとして、借金をして外車を買ったり海外旅行に行ったり、高級ワインを飲んだりしている若手がいます。
何枚、中には10枚以上もサラ金カードを持ち、出来るところから借金をするという借金地獄に陥る一歩手前の20代、30代が多くいます。
消費者ローン残高が今異常な伸びをしてきているのも、このためです。
この<借金消費>の反動はいずれ物凄いダメージを日本経済に与えることになるはずです。
政府も国民も借金に頼る経済は、砂上の楼閣と言っても過言ではありません。
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html