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フジテレビ 株主総会前にまたトラブル (ゲンダイネット)
来週29日の株主総会を前にして、フジテレビがアタフタしている。上場来初となる「東京ビッグサイト」への会場変更に続き、今度は法廷トラブルを抱え込んでしまった。フジの個人株主の一人が、取締役会議事録の閲覧請求を東京地裁に申し立てたのだ。
ライブドアとの和解内容が、フジの企業価値を損ねた恐れがあるとし、“停戦”を決議した際の議事録を請求しているのだが、この背景にはフジの「説明不足」がある。
「フジが株主に送った総会の招集通知には、ほとんどライブドアとのことが書かれていないのです。通知書は44ページにも及ぶのにニッポン放送争奪戦については合意内容が書かれているだけ。最終的に約1470億円もの巨額資金をなぜ提供したのか。その経緯には一言も触れていません。そのうえ、任期満了の日枝久会長や村上光一社長はサッサと続投を決め込んでいる。株主をナメたような態度に憤慨し、申し立てに至ったようです」(業界関係者)
取締役会議事録の請求は株主なら誰もが行使できる正当な権利だ。ところが、フジ側は請求を突っぱね、7人の腕利き弁護士を雇って東京地裁に反対の意見書を提出。すでに非公開の審尋は終了し、今週中にも「見せる、見せない」の司法判断が下される見通しだ。
「裁判所の判断は微妙です。株主側が議事録を請求することに正当な理由があるかどうか、今回のフジとライブドアの合意案がフジの企業価値を低下させたかどうかが、判断の分かれ目になります」(企業法務に詳しい永沢徹弁護士)
フジの法務室は「現在、係争中のためコメントできない」としているが、公認会計士の本郷孔洋氏はフジの経営姿勢にこう苦言を呈する。
「一連の騒動の時もそうでしたが、フジの経営陣は、情報開示の流れを理解していないように感じます。経営情報を株主に小出しにするなんて時代遅れですよ」
ホリエモン騒動の後始末は、まだ終わりそうにない。
【2005年6月20日掲載記事】
[ 2005年6月23日10時0分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/cx.html?d=23gendainet05116011&cat=30&typ=t