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PIMCOマカリー氏:世界経済と中国の為替政策についてコメント (ブルームバーグ)
6月22日(ブルームバーグ):債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のマネジングディレクター、ポール・マカリー氏は22日、クアラルンプールで開催された投資家会議で記者団に対し、世界経済と中国の為替政策について、以下の通り発言した。
世界経済について: 「基本的にわれわれが目の当たりにしているのは世界的な工業生産の急減速だ。米製造業も非常に急激に減速している。米経済の成長ペースは大きく減速した。ここ2、3カ月で成長率は鈍化し、物価動向は非常に落ち着いた。これにより、米連邦準備制度は利上げ局面に終止符を打つだろう」
「需要面でのプラスのショックで、原油価格は高水準にある。特にアジアで、需要は着実に伸びている。原油価格は高止まりするだろう。この10年の実質原油価格が過去と比べ高いという現実をわれわれは受け入れなくてはならない。ただ、エネルギー価格は上昇し過ぎるリスクもある。現在の水準なら対応することは可能だが、ここから急激に上昇すれば、世界経済の重しとなるだろう」
中国の為替政策の変更について: 「2005年中に何か動きがあるとすれば、というか、わたしはあると思っているのだが、それは政治的な保護主義圧力を抑えるためだろう。また、諸地域も影響を受けるだろう」
ただ、米国債利回りに「大きな影響を与えるとは思わない」
「中国の対米貿易黒字に対する大きな影響はないだろう。中国は貿易黒字の資金利用を続け、それは米国債の大量保有につながるだろう。(人民元)の小規模な切り上げがこのダイナミクスを変えるとは全く思えない。なぜなら基本的な貿易の流れは変わらないからだ」
原題:Pimco's McCulley Comments on Fed Interest Rates, U.S.Yields(抜粋) {NXTW NSN IIH27Z0D9L35 }
[ 2005年6月22日16時42分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=22bloombergaAZVN1kLvKmo&cat=10