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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aLI_78qJdarI&refer=jp_us
6月21日(ブルームバーグ):米信用格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは21日発表したリポートで、中国の銀行業界に対し「ステーブル・トゥー・ポジティブ(安定的から強含み)」とする格付け見通しを付与した。この見通しは、中国政府が進めた国有銀行の資本増強の結果、業界のリスクが低下したことを反映したものだという。
ムーティーズの香港在勤バイスプレジデント、メイ・メイチ・ヤン氏はリポートで、「政府が2004年に国有銀行へ資本注入を加速したことで、全体的に銀行システムのリスクが低下した。当局による2004年半ば以降の融資引き締め策は融資の伸び率を大きく鈍化させ、銀行セクターの長期的な発展に向けより制御・管理可能で好ましいペースの融資の伸びになった」と記している。
中国政府は2003年遅くに中国銀行と中国建設銀行へ、今年4月には中国工商銀行への資本注入を決めた。ただしリポートは、中国農業銀行への資本注入は近い将来はないだろうとしている。中国農業発展銀行と地方の信用組合改革が伴う必要があるためというのがその理由。ムーディーズによれば、中国は今年、工商銀の大規模な不良債権売却支援に集中する見込み。