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2020年に「環境危機」と警告=中国当局者、「世界の工場」に疑義
2005年 6月21日 (火) 13:48
(時事通信)
【北京20日】中国国家環境保護総局の潘岳副局長は、発展を第一とするやり方を改めず、このまま環境汚染が進むなら、国内総生産(GDP)の4倍増が見込まれる2020年には汚染の負担も4倍になると警告、「環境危機」を回避するための努力を呼びかけた。18日に開かれた環境フォーラムにおける発言として新華社が伝えた。
(写真は河北省張家口の火力発電所)
潘副局長は「20年来の急速な経済発展のため環境面で高い代価を払ってきた」と指摘。現在の工業化ペースが続けば深刻な大気・水質汚染がもたらされるほか、天然資源が枯渇し、2020年には45種類の主要鉱物資源のうち6種類しか残っていない状態になると語った。
副局長によると、1人当たりのGDPが400ドルから1000ドルに過ぎない中国で、現在起きている深刻な汚染は、1人当たりGDPが3000ドルから1万ドルに上る西側諸国にしか生じなかったものだと述べた。
その上で、中国が「世界の工場」になったと誇っていいのか疑問だとし、「世界最大の製造者として、世界の国々に供給するモノを生産するため資源を食い荒らし、環境を汚染している」と率直に認めた。
新華社電によれば、中国は1日当たりの水の消費量と汚水排出で世界1位、エネルギー消費と二酸化炭素の排出で2位。エネルギー消費総量は日本の7倍、米国の6倍、インドの2・8倍となっている。〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050621/050620023911.bnjmz3iu.html