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NY原油、時間外取引で一時59.18ドル・最高値更新
【シカゴ=山下真一】19日夕のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の時間外取引で原油先物相場が上昇、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は一時、前週末に比べ0.71ドル高い1バレル59.18ドルになった。前週末に1バレル58.60ドルの最高値を更新した後も投資家の買いの勢いは衰えていない。
夏場にガソリンの需要が例年以上に増えるとの予想がある一方、製油所の精製能力は限界に近いことから、今年後半にかけ需給ひっ迫が深刻化するとの見方が背景。ナイジェリアのテロ懸念で産油国の地政学リスクにも再び関心が向いている。
決済が先の10月物、11月物などはすでに1バレル60ドルを上回り、市場は期近物でも徐々に60ドル台の取引を視野に入れ始めている。最高値更新で警戒感から売りに回る投資家も増えているが、需給ひっ迫観測はこれまで以上に強く、上値を切り上げる展開になってきた。 (10:27)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050620AT2M2000C20062005.html