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(回答先: 勘合貿易期の日本からの銀はヨーロッパ諸国からの銀の流通よりも早かったことになる。 投稿者 hou 日時 2005 年 6 月 20 日 00:38:32)
http://www.geocities.jp/muramiki2002/b_christ.html
彼らが日本に興味を持った理由はやはり「金」でしょう。マルコポーロの「ジパング・黄金の国」の話を私たち日本人は一笑に付しますが、たしかにこの時代日本は金は裕福に取れた様です。彼らにとって魅力的だったのは金と銀との交換比率が他国と比べ「べらぼうにちがう」という事でした。これは「日本で裕福に取れる金が実は世界全体では枯渇している」という情報を鎖国政策で知らなかった日本が原因です。中国で安い銀を買い、日本ではその銀で金を買い、中国ではその金で銀を買う事により莫大な利益を上げられた様です。オランダ人達は長崎の「出島」に押し込められ、窮屈な暮らしを強いられていますが、そのようなガマンに見あう利益が充分有った訳です。(独占貿易ですから、)江戸末期までにそういった事情で日本国内の金はほとんど海外に流れてしまいました。これを騙されたと思う人もいるでしょう。しかしそうは思わない人もいます。あの時期、日本に金という産物がなければ、海外文化は日本に濁流の様に流れなかった訳ですから安い買い物だった訳です。(「街道をゆく 11.肥前の諸街道」より)