★阿修羅♪ > 国家破産40 > 809.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
女性向けサイト、ブーム再燃 ネット普及で市場拡大
美容や健康 口コミ情報が魅力
インターネット関連企業の間で、女性向けコンテンツ(情報の内容)を強化する動きが広がっている。ファッションや化粧品などの専門サイトを充実させ、広告収入の増加やネット商取引(EC)の売り上げアップに結びつける戦略だ。その呼び水となっているのが、利用者自身が掲示板に書き込む口コミ情報。買い物好きで身近な情報に敏感な女性の心理をとらえ、ターゲット層を絞りつつ市場を押し広げている。(上野嘉之)
ネット広告代理業のサイバーエージェントは七月、化粧品情報の専門サイト「@(あっと)コスメ」を運営するアイスタイル(東京都港区)とともに、女性向けサイト専門の合弁会社を設立する。@コスメは毎日二千−三千人が化粧品の使用体験談などを書き込み、一カ月に一億回の閲覧(携帯版を含む)を集める人気サイトだ。
サイバー社はほかにも四月と六月に美容整形や美容情報のサイトを相次いで開設した。近く育児サイトも開く予定だ。それらを新会社で集中的に手がけ、女性向けのノウハウ蓄積や広告獲得強化を図っていく。
携帯向け情報配信のインデックスは、女性向けファッション誌「スープ」や無料誌を発行。読者をパソコンや携帯のサイトに誘導してECに結び付けている。同社は「ネット販売と連動することで、雑誌の最新ファッションを全国の読者が買えるようになった」と胸を張る。
こうした女性対象の“専門店”的サイトが増える中、ネット上の“総合デパート”であるポータル(玄関)サイトも、女性向けに力を入れる。
ポータル大手のエキサイトは、「ウーマンエキサイト」で二十−三十歳代の働く女性にファッション、宿泊、飲食などの情報を提供。最近一年間で繰り返し訪れるユーザー数を二・七倍に増やした。大人の女性が好む上品な特集広告を掲載し、ECに結び付けている。
ネット商店街最大手の楽天も、運営する女性向けサイト「ガールズプラス」に加え、新たに結婚情報専門サイトを立ち上げる専門部署を設けた。第一弾として、結婚情報の特集企画を展開中だ。
女性向けサイトは、インターネットの利用が急速に広まった平成十一−十二年ごろに数多く設立されたが、消滅する例も多かった。一方的に情報提供するだけで、女性の支持を得られなかったからだ。しかしその後、ネットの高速通信や携帯サイトが普及し、女性のネット閲覧時間が拡大。掲示