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カザフ首相 ロシア経由ルートに縛られず 原油を直接輸出へ
カスピ海などで原油の生産を急速に増やす中央アジア、カザフスタンのアフメトフ首
相は、ロシアを経由するこれまでの輸送ルートに縛られず、原油を直接、国際市場に輸
出していく考えを明らかにしました。
これは、来日中のカザフスタンのアフメトフ首相がきのう、NHKのインタビューに
答えて明らかにしたものです。
この中で、アフメトフ首相は、先月、アゼルバイジャンのカスピ海沿岸からロシアを
通らず、トルコの地中海沿岸まで至る石油パイプラインが完成したことについて、「カ
ザフスタンの利益につながるもので、最終的にはカザフスタンまで延長されるだろう」
と述べ、このパイプラインを通じて、原油を積極的に輸出していく考えを明らかにしま
した。
カスピ海やその沿岸で巨大な油田が相次いで発見されているカザフスタンは、ここ数
年、原油の生産を急速に増やしており、十年後には日本の年間消費量の半分を上回る原
油の生産が見込まれています。
アフマトフ首相の発言は、カザフスタンが、今後はロシアを経由するこれまでのルー
トに縛られず、直接、国際市場に原油を輸出していく考えを示したものです。
また、アフメトフ首相は、ウクライナなど旧ソビエト諸国で長期政権が相次いで崩壊
している事態について、高い経済成長を続けているカザフスタンに波及することはない
として、ソビエト時代から政権を維持するナザルバーエフ体制に揺るぎがないことを強
調しました。
[2005-06-15-14:36]
NHK