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(回答先: 日本での署名企業はみずほコーポレート銀行のみで、三井住友、東京三菱も署名することが望まれる。 投稿者 hou 日時 2005 年 6 月 16 日 01:14:20)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4938427672/asyuracom-22/250-7382098-5790617
内容(「BOOK」データベースより)
「世界の環境破壊に郵便貯金が使われている?まさかそんな」調べて行く中かから次々と見えてくる戦争との関係、ODA、原発、リサイクル、長良川河口堰、ダム、リゾート、株価格操作、世界銀行…。ありとあらゆる問題がそこにつながっていた。「なぜ私達がリサイクルしたくてもできないのか?」素朴な疑問が、巨大な動くシステム「ベルト・コンベア」の正体をあばく。私達はこのままどこへ運ばれるのか。―今まで語られたことのない切り口と分析で、私達の未来を提示する。
出版社 北斗出版 担当者森 元之
日本の市民運動の古典的名著 環境問題をはじめ、各種の市民運動や住民運動をしている人々に出会い、北斗出版の名前を出すと、「ああ、『どうして郵貯がいけないの』を出した出版社ですね」といまだにいわれることがある。本は、著者名やタイトルは覚えている人は多いが、書名と出版社名までを関連づけて覚えていただける本を出すのは至難のことで、そう意味では大変うれしい。
この本が、それほどに強い印象を与えた理由は、それまで多くの市民団体が扱ってきた個別の問題、たとえば森林破壊や原発や各種の巨大公共事業などの背景にあるお金の流れを解明したことにある。個別の事業をストップさせたとしても、巨大な資金がある限り、どこか別のところに投資されなくてはならない。だから住民運動や反対運動はもぐらたたきゲームになってしまう。個別の事業の裏にあるお金の動き全体に注目したことに著者の独創性が光る。しかも、民間銀行は信用できないので、郵便貯金の方がいいだろうと判断して郵貯を使っているという人にとっては、そこに預けたお金がめぐりめぐって自分の反対している事業に使われているという事実を知り、衝撃を受けた人も多い。金融や行政、研究者などの専門家の中にはそうした仕組みを知っている人もいたが、金融に精しくない学生や主婦にまでわかるように、そうした問題の本質を読み解いた本書は、1990年代の日本の市民運動の中の基礎的な文献となった。
サブタイトルに「金融と地球環境」とつけたが、この本がでたあと、日本の市民運動の中にも、現在の金融や資本のシステムがはらむ問題点を理解し、それを力化させたり、市民にとって有効なように方向を変える活動が生まれてきた。その原点となった1冊である。