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三井物産データねつ造
欠陥装置、交換進まず
ディーゼル車排ガス規制に絡み、三井物産が大気汚染物質の除去装置(DPF)の試験データをねつ造して販売していた問題で、欠陥装置の交換作業が進まず、規制をクリアしていない約一万台が現在も走行していることが分かった。警視庁捜査二課は、ねつ造にかかわった同社の元先端技術事業室長(47)らの詐欺容疑などでの立件を目指し、詰めの捜査を進めている。
東京など一都三県と横浜、さいたま、川崎、千葉の各政令市の排ガス規制は、二〇〇三年十月からスタート。旧式ディーゼル車は排ガス中の粒子状物質(PM)を60%以上除去することが必要だ。
ところが、元室長らは〇二年二月と七月、このPM減少基準を満たしているよう装った虚偽のデータを提出し、都の指定を受けたとされる。〇三年二月、都バス六十二台分のDPFを販売し、代金計約五千七百万円をだまし取った疑いが持たれている。
問題のDPFは、実際のPM除去率が40%程度にすぎないことが、都の検査で判明。三井物産は問題が発覚した昨年十二月、ユーザーに▽他社製品への無料交換▽同社の改良型への無料交換▽返品・廃車の際の代金返還−の補償策を示し、半年間で「全ユーザーの要望に応えたい」とした。
同社によると、販売したDPF約二万一千台のうち、この半年余りの間に他社製品への交換や返品が決まったのは約四千三百台。他地域に転売されたり廃車になったのは約千五百台という。しかし、半数近い約一万台は改良型の発売待ちだ。
都トラック協会は「三井物産のDPFは取り付け空間が限られた車によく売れた。他社製品は取り付けられず、改良型でないと対応できない」と言う。都内の運転手(73)は「いつ交換できるか分からないと、整備工場に言われた」と話した。
同社は「八月ごろには改良型を販売できる」としているが、改良型はまだ性能試験をクリアしたばかり。都の指定を受けるには、数カ月間かけて残る耐久試験と耐久後試験にパスしなければならないといい、販売はさらに遅れそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050612/mng_____sya_____016.shtml