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カネボウ上場114年に幕
粉飾発表後 株価4分の1以下に
長年にわたる粉飾決算で上場廃止に追い込まれたカネボウ株の最終売買が十日、東京証券取引所で行われ、前日比十九円高の三百六十円で取引を終えた。粉飾決算を発表した直前の四月十二日の株価(終値千四百九十一円)から四分の一以下に落ち込んだまま、東証の前身も含めて百十四年間も上場し続けた名門が退場することになった。カネボウ株は週明け十三日付で廃止となる。
カネボウは今後も産業再生機構の支援で経営を再建し、東証への再上場を目指す。ただ来年三月期の業績は利払い負担の増大から経常赤字となる見通し。再上場に向けた経営立て直しの道のりは険しそうだ。
カネボウは一八八七年に「東京綿商社」として創立。戦前は民間企業で売り上げトップにもなったが、創業以来の主力事業だった繊維部門の赤字が続いて二〇〇三年九月末に債務超過に陥り、〇四年三月に産業再生機構へ支援を求めた。
今年四月には旧経営陣が過去五年間で二千億円を超える粉飾決算を行っていたことを公表。東証は五月、「市場の信頼性確保のためやむを得ない」として同社株の上場廃止を決めた。十日の株価は、再上場時の値上がり期待とみられる買いが入り、二日続伸となった。
http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20050611/mng_____kei_____001.shtml