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新卒者の初任給、高額ランキングは理工系が制覇
6月、台湾では卒業シーズンが終わり、それに続いて就職戦線がスタートしている。104人力銀行の調査によれば、新卒者初任給は大卒で平均約2万7000元(約8万2千円)となっており、職種では「プログラム開発」など理工系が高額初任給ランクの上位を占めた。
同銀行が企業を対象におこなった調査によれば(5月18日〜30日に実施、有効サンプル1108社)、今年の新卒者の初任給平均は、大卒で27627元(約82000円)、大学院卒が30693元(約92000円)、専門学校卒では25345元(約76000円)だった。給与額を職種別にみると、「プログラム開発」がトップで、以下「システムソフト」、「通信」、「業務販売」、「マーケティング企画」の順に高かった。
調査によれば、例年と大きく変わったのは「職種」を給与額決定の基準とした企業が多かったことで、70.2%が「職種で給与額に差をつけた」と答えた。また17.7%が「変化無し」、7%が「初任給額を一律に引き上げた」、5%が「一律引き下げた」と回答した。
また、「今年度の新卒者初任給の基準に影響した要因」として主に挙げられたのは「景気全体に対する評価」(52.2%)、「退職金の新体制実施」(50.9%)だった。また各職種の市場における需要と供給が給与額に影響したとする「労働市場の需要と供給を反映」との回答が34%あった。
104人力銀行では、「企業は優秀な『研究開発人材』が非常に不足していると感じており、この分野の新卒者なら景気などの影響を受ける可能性も低い」と分析している。一方「総務」などの職種は求職者数が採用枠を上回っており、景気の影響を受けて給与額が下げられる傾向にある。
産業別に見ると、新卒者の初任給が最も高かったトップ3は、大卒者が「情報科学」(28335元≒約85000円)、「不動産」(27994元≒約84000円)、「貿易」(27707元≒約83000円)で、大学院卒では「情報科学」(32343元≒約97000円)、「医薬メディカル」(32078元≒約96000円)、「金融保険」(31179元≒約94000円)となっている。
《2005年6月7日》
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/05/050607d.htm