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「為替」 本日の東京外為市場概況(106.75)/ドル・円東京為替市場概況
ドル・円東京市場概況-「本日の東京外為市場概況(106.75)」
2005年6月7日(火曜日)株式会社フィスコ 担当 山下政比呂
[ドル・円東京為替市場概況]
*16:57JST 「本日の東京外為市場概況(106.75)」
7日の東京外為市場のドル・円は、弱含みに推移した海外市場の地合いを受けて、
ヘッジファンド筋の売りで107円04銭から106円72銭まで下落した。
本日北京で開催された国際通貨会議では、グリーンスパン米FRB議長は、早期の人民
元改革を予想したが、周小川中国人民銀行総裁は国際的な政治圧力による人民元改革
に否定的な見解を表明した。
トルシェ欧州中銀総裁が「欧州中銀は消費者と企業の信頼感強化のためあらゆること
を実行する」と発言したことを受けて、ユーロ・ドルは1.2267ドルから1.2238ドルま
で、ユーロ・円も131円15銭から130円81銭まで下落したが、「市場に利下げの準備は
させていない」との発言で、ユーロ・ドルは、1.2310ドルまで、ユーロ・円は131円
46銭まで反発した。
ポンド・ドルは1.8210ドルから1.8297ドル、ドル・スイスは1.2448フランから1.2515
フランまでで推移。
豪ドル・円は、81円61銭から81円98銭、ポンド・円は194円61銭から195円36銭、NZド
ル・円は75円60銭から76円19銭、カナダ・円は85円73銭から85円99銭で推移。
17時現在の相場水準:ドル・円106円75-80銭、ユーロ・円131円10-15銭
仲値(10時頃のドル・円水準):106円91銭
NYMEX原油先物価格(時間外取引):高値54.55ドル、安値54.24ドル
日経平均株価:高値11258.28円、安値11179.13円、11217.45円(-53.17円)で大引け
10年国債先物6月限:高値141.19円、安値140.91円、140.15円で大引け
【経済指標】
日・5月末の外貨準備高:8424.68億ドル(前月比-11.33億ドル)
中・3月末の外貨建て債務:2334億ドル(前年比+2.1%)
【要人発言】北京で開催中の国際通貨会議での発言
グリーンスパン米FRB議長(衛星通信で参加)
「低水準の長期金利は軟調な経済を示唆」
「長期金利低下、経済弱体化を示すとは限らない」
「ヘッジファンド業界は縮小の可能性」
「世界的な低金利は高リターン追求を促進、リスクプレミアムは縮小」
「多くのヘッジファンドマネージャーや投資家は損失を受ける可能性」
「インフレのリスクプレミアムは低減、長期金利の低下を説明できず」
「外国中銀による米債購入は米長期金利を緩やかに低下させた可能性」
「長期金利低下は世界的現象、すべて外国中銀の米債購入で説明できず」
「低水準の長期金利は市場の新たな力によるものである可能性」
「異常な金利環境がすぐに変わるとは思わない」
「逆イールドカーブが起こるとすれば、何を意味するか不明」
「一部地域の保護主義台頭を懸念」
「政策担当者はショックを早期に察知できるとは限らず、経済の柔軟性が重要」
「為替相場をより柔軟にすることは中国の利益」
「人民元改革は米経常赤字の削減には繋がらない可能性」
周小川中国人民銀行総裁
「人民元は経済問題であり、政治問題化すべきでない」
「人民元巡る問題は、主に国内経済次第で決まる」
「中国は人民元の価値を安定させようとしている」
「中国は為替制度改革に強い決意を持っている」
「人民元変更の見通しが大きすぎるのは好ましく無い」
「為替改革にとって国際的な政治圧力は好ましく無い」
「人民元改革はその他のアジア諸国に大きな影響をもたらさず」
「金利を近い将来引き上げることはない」
「為替レート改革にタームテーブルはない」
「中国はインフレに注意深くなるべき」。
トルシェ欧州中銀総裁
「ユーロ圏の経済改革、成長促進のために欠かせない」
「欧州中銀は消費者と企業の信頼感強化のためあらゆることを実行する」
「市場に利下げの準備はさせていない」
「金利変更は欧州中銀の信認に悪影響を及ぼし債券利回りを上昇させる」
武藤日銀副総裁
「日銀はCPIが安定するまで量的金融緩和の枠組みにコミットしている」
谷垣財務相
「G-8では、人民元改革や中国経済が議論になる可能性」
シニスカルコ・伊経済財務相
「ユーロはイタリアの通貨である」
(フィスコ) - 6月7日16時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000058-fis-brf