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グーグルに挑戦状叩き付けた在米事業家2人
「一般検索ではグーグル(www.google.com)が世界トップですが、ショッピング情報の検索ではわれわれが世界トップです」。
米シリコンバレーで活動する在米事業家マイケル・ヤン(韓国名:ヤン・ミンジョン/44)氏とユン・ヨゴル(35)氏が検索エンジン最大手の「グーグル」に挑戦状を叩き付けた。
両氏は1998年、ショッピング情報比較サイトのマイサイモン(www.mysimon.com)を共同設立し、2000年に7億ドルでCnetに売却、「ドットコム神話」を築き上げた主役でもある。
2人はマイサイモンを売却した後、それぞれ異なる道を歩んだ。しかし、昨年、再びタックを組んだかと思うと、すぐさまビカム社を設立、ドットコム業界の視線を釘付けにしている。
2人の新しい挑戦分野は、インターネット上でショッピング情報のみを集め、利用者に正確な購買情報を提供する検索サービス分野。
ビカム社はこれに向け今年2月にベータサイト(www.become.com)を立ち上げ、ショッピング情報をインターネットを通じて提供し始めた。これをきっかけに、シリコンバレーが注目し始めたのだ。
検索大手「グーグル」の死角となった市場を、先端技術を駆使した検索システムで開拓しているためだ。
「インターネットで品物を購買するのは、もはや当たり前になってしまいました。しかし、数億の情報のうち、私が本当に必要とするショッピング情報を探すのは本当に大変です」。
CEOになったマイケル・ヤン氏は「ビカム・ドットコムはインターネット・ユーザーに最も正確で、新たなショッピング情報を提供するのを目標としている」と語った。
例えば、デジカメを購入するため、グーグルで「Digital Camera」というキーワードを入力すると、約300万個の情報が引っかかる。この中には、デジカメ関連の記事から個人のブログまで各種情報が含まれる。
一方、ビカム・ドットコムの場合、ショッピングサイトや製品レビューサイトなどショッピング関連情報のみを集め、インターネット・ユーザーに提供している。
ショッピング以外の情報を取り除くことで検索の效率を高めたわけだ。ビカム社は7月中旬からショッピング・ガイド情報以外に価格の比較機能を追加で盛り込む計画。
マイケル・ヤン氏は14歳の時、家族とともに渡米した在米同胞で、UCバークレー大を卒業した後、シリコンバレーに飛び込んだ。
ユン・ヨゴル氏はソウル大の電子工学科を卒業し、国費留学生としてスタンフォード大で学びながら、マイサイモンを立ち上げた。
2人が当時、大儲けできたのは大手の死角となった「ニッチマーケット」をうまく攻略できたため。ヤフーやライコスなど大型ポータルが一般検索に力を注ぐ中、商品価格の比較といったニッチ市場を開拓、大当りしたわけだ。
CTO(技術担当最高役員)のユン・ヨゴル氏は「検索エンジンはインターネットを利用する上で最も重要なツール」とし、「特に、インターネット上で新たな文書が日々増えていることを思うと、これからは検索エンジンの大切さがさらに強調されるだろう」と話した。
禹炳賢(ウ・ビョンヒョン)記者 penman@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/07/20050607000068.html