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「身体の五感を取り戻す」 サムスン・エバーランドのコ・ジョンヒ博士
サムスン・エバーランドのコ・ジョンヒ博士は、仕事上のストレスでバランスを失った身体の五感を取り戻すため、日夜研究を続ける。
どのようにすれば、バランスを回復できるか。「マンションや自宅周辺の自然の石や森林を通じて」といった回答もある。
ドイツ・ベルリン工科大で造園学の博士号を取得し、昨年帰国したコ博士は、環境開発事業部の住居造園チーム次長として勤務している。
同研究分野はヨーロッパでは一般化されているものの、韓国ではまだ聞き慣れない。
「ヨーロッパでは『感性治療庭園』(Emotion Care Garden)といいますが、真意は単純です。『感性フィットネスクラブ』といったところです」。
また、「散歩コースに沿って備えられた五感体験施設物を利用することで、自分も知らない間に失った感覚を取り戻す治療法、と思えばいい」と一言、付け加えた。
しかし、周囲を覆う山のようなコンクリート文化が問題。そのため、コ博士はマンションに「感性フィットネスクラブ」を取り入れようと努めている。
だからといって、マンションに公園を増やし、木を何本か余計に植える程度のものではない。「感性フィットネスクラブは能動的に触り、聞きながら感じるように作られた体験型造園です」。
自然環境を通じて情緒の安定と治療效果を新たに導き出す体系的な造園を作り上げようとする試みは、国内でサムスン・エバーランドが初めて。
「最近は宿根草という多年生植物の研究に集中しています。ドイツから直接持ち込み、国内で栽培している植物なんですが、感性フィットネスクラブのフレームとなる薬草です」。
同時に約300種の庭園用植物の研究にも打ち込んでいる。
コ博士はドイツ公認の造園師であるとともに、カールフォルスター学会の常任理事。ブランテンブルク州では環境影響補償計画に参加(1994〜1996)し、都市環境計画研究所を設立(1999)するなど活発に活動してきた。
同博士の最後の一言が頭から離れない。「早く早くとせかす文化の影響は大きいです。殺伐としたコンクリート文化のことですよ」。
李光会(イ・グァンフェ)記者 santafe@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/07/20050607000062.html