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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu96.htm
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韓国国産カメラ付き携帯の部品7割が「米日製品」
たとえ事実でも認めようとしない韓国社会の現実
2005年6月6日 月曜日
◆プロのコンサルタントが斬る韓国経済・・・ 斬り!! 6月3日 今だからこそ・・・ 韓国斬り !!
http://christopher2005kor.seesaa.net/article/4101078.html
今日は私のブログ記事ではなく、私のブログを支えて頂いている強力な読者から韓国の経済を斬ってもらった物をご紹介致します。プロのコンサルタントとしてお勤めのH氏が先日ソウルにいらっしゃいました。その時にいくつかの韓国企業を訪問して感じたことを私に報告してくださいました。新聞紙上では知ることの出来ない実際の韓国企業の姿を今回は紹介していきます。私は非常に興味があるお話でした。今回のネタを提供してくださったH氏に感謝致します。ちなみにH氏には許可を頂いております。
- 以下引用 -
今回はいくつかソウルの会社を訪問、韓国人相手に研修等も行なってきました。
感想としては、
@韓国経済は見た目では安定しているようですが、じわじわと不況的要素が出てきている印象です。特に不動産関係は今ひとつで、現代建設も財務体質悪化で苦しいようです。
Aサムソンに脚光が当たっていますが、実質サムソンの一人勝ちで、他企業は苦しい状況です。
サムソン:韓国全法人税の1/5
韓国株式市場の時価総額の25%
全企業の純利益の25%
全輸出の16%
貿易黒字の1/3
部品の90%は日本などから調達。日本からリストラされた技術者200名を迎えており、
彼らが技術面でサムソンをサポートしている。
どうみても異常な構造です。半導体、液晶市場は浮き沈み大きく、特にサムソンは自らエンジン(基幹部分)の生産ができないので、これから大変と思います。従業員は全て非組合、早期退職も日常茶飯事で、従業員のプレッシャーはかなり大きい模様。能力主義、信賞必罰の徹底。業績下位5%は即時解雇。幹部は40-50歳台が中心。
B韓国企業のもう一つの問題は、外資の株主比率が高くサムソン、現代、LGも外資株主比率が50%近くあり、国内安定株主がいないため、不安定な状況にあります。(場合によってはM&Aの対象になりやすい )
Cお菓子をはじめ、日本の製品のパクリ物が多いのに驚きました。
D車のデザインも日本のパクリが多い。特に現代は三菱モデルが多い。ベンツの安っぽいデザインもありました。
E水原(スウォン)に行ったとき、日本語を話す老人に会いました。かつての日本の憲兵がいかに酷かったかを話してくれました。
F日本が嫌いなわりには、ロッテ百貨店など日本人に対する売り込みが凄かったです。やはり日本人はよいお客さんなんでしょう。嫌いでもお金には変えられません。
G総じて日本企業の従業員はおとなしく仕事をしていますが、何となく、モーレツではありません。(適当に仕事をこなしている。また、あまり勉強熱心ではない)
とにかくサムソン頼りというのが韓国の実態のようです。ただ、サムソンはその基幹部品の90%を日本などから輸入しているため、非常にもろい構造になっておる事が良く分かります。今回いろいろ調べたのですが、サムソン製品の基幹構造は全て日本頼りです。ちょっと専門的になりますが、サムソンに部品を供給している業者は下記の通りです。
液晶部品→ 偏光ガラス (リコー)
カラーフィルター(凸版印刷、大日本印刷)
光学フィルム (日東電工、住友化学)
バックライト (スタンレー電気)
製造装置→ 光学フィルム原料 (富士フィルム、JSR)
TFT露光装置 (キャノン、ニコン)
半導体部品→ ステッパー(ニコン、キャノン)、
切削装置ソウチ(ディスコ)
洗浄装置、検査装置 (アドバンスト)
携帯部品→ カラー高細微液晶 (セイコーエプソン)
水晶振動子 (大真空)
コンデンサー (村田製作所)
音源ユニット(ヤマハ)
バイブレーター (コパル)
金型 (日本製)
CDMA、規格制定、チップセット(米国アルコム)
こういった実態を韓国人ビジネスマンに話したところ、誰も知らず驚いていました。というより、そんな事実は認めたくない、といった焦りの表情が伺えました。また、ある人は
「サムソンがそんなはずはない」
→ 「何かのウソであってほしい」
→ 「日本の技術頼りなんてウソだ」
→ 「日本に負けるはずがない」
→ 「仮に事実としてもサムソンは日本の部品会社にとってお得意先だ」
→ 「サムソンがいなければ日本の部品会社も生きられない」
→ 「やはりサムソンは偉大だ」
という無茶苦茶な理論展開をしていました。
確かにサムソンは日本企業にとってお得意先ですが、日本の部品メーカーといっても、キャノンやニコンなど大手ばかりで、サムソンがいなくても生きてはいけます。
また
「次世代製品開発についていけるか」と言う点で
→ 画素数を上げたりする応用技術は優れているが、基礎研究では劣っており、次世代開発で日本に勝てるか疑問。
とにかく韓国経済の基幹は脆弱で、危ないものがあります。
「サムソンの成功の背景」として
@イ・ゴンヒ会長の強力なリーダーシップ
A90年代半ばの集中投資(日系は どこもやっらなかった)
→これが花開いた。要は選択と集中。
B全は投資のタイミングとスピード。
→ 基礎研究の省略。費用と時間のかかる基礎研究は日系、欧米企業任せ。マーケットを押えたあとは、ブランドとデザイン戦略に注力。資金回収力の早さ。
CDRAM(メモリー)の売先が増フえた(コンピュータ業界だけでなく家電業界にも)
→ 大量に作れば作るほど儲かる。規模の生産性と利益。
その他、日系企業に勤めている韓国人の印象について。
@やはり親日に間違われる後ろめたさがある感じ。
Aあまり優秀な人はいない。日本語はみんな上手いが比較的韓国人には簡単で、高校の第二外国語で取得しているらしい。だから、日本語ができる=優秀ではない。
B英語は確かに日本人よりうまい。TOEIC900点レベルがぞろぞろいる。
C日本のブランドや流行のことを良く知っている。反日なのに何故そんなに日本に詳しいのか不思議でした。
D老若男女ともNAVERという日韓HPを見ており、やはりネチズンだった。
Eやはり東南アジアの人たちよりは良く働く(残業もしている)。
- 以上引用 -
すごい情報だ。こんな情報私個人では韓国に住んでいようと得ることは不可能である。H氏は韓国のトップ企業であるサムソンについて詳細に斬っていらっしゃる。知らないことが多かった為、非常に驚くばかりの内容でだった。コンサルタントだから出来る技なのだろう。
韓国の法人税の1/5をサムソンが拠出していると言うことで、もしもサムソンが倒れることになれば国にも大打撃を与えかねない状況と言う事になるのだろう。貿易黒字を見ても1/3がサムソン頼みと言う事のようだ。韓国がいかに一社に依存しており、又韓国経済が大企業のみによって支えられていると言うことがはっきりと分かる。
私も以前のブログで少しだけ触れたことがあるが、実際に韓国の中小企業や零細企業は貧困に喘いでいる所が非常に多い。借金苦で自殺する人が増えているほか、借金の踏み倒しによる逃亡もかなり多いと聞いたことがある。韓国では「手っ取り早く金を稼ぎたいなら食堂経営を」と言うような言葉があるが、現在に至ってはその言葉すら力を失ってきている。食堂経営者の多くが稼げたのは一昔前の事。最近では当たらないまま倒産して消えていく所も少なくない。
韓国人の仕事の仕方が猛烈ではないと言う事をH氏は述べておられるのだが、これは日本人だと恐らくそう感じる事だろう。韓国では公私の区別が出来ていない人が非常に多い為、日本人のように一生懸命仕事に集中するという人が少ないと思われる。特に中小零細企業はその感じが強く表れている。
例を挙げてみれば
1.大多数の企業で仕事中にMSNメッセンジャーをする社員がいる。相手は同企業の同僚であったり別企業の友達であったりと様々。
2.仕事中のプライベートによる携帯電話の使用は結構普通。メールは常識。
3.ゲームをする。(休憩時間ではない)
4.休憩に行ったら戻ってこない。
などだ。違う企業に勤めている同じクラスの生徒同士が日中にオンラインゲームで対戦したり、MSNで話しをしたりすることもよくあると聞いた。日本の企業でもこれらを認めている企業や認めておらずとも本人達の意思で勝手にやっている人もいるだろう。しかしその割合や公私の区別の無さは日本企業とは比べ物にならない程、モラルのないやり方だと感じる。私の学校でも先生以外の社員達はちょっとでも時間が空くと、一生懸命携帯メールを打ったりネットで買い物をしたりしている姿を見ることが出来る。課長職についている者まで花札で楽しんでいる始末。これこそまさに始末に負えないと言った感じだ。
サムソンの実態を聞いた韓国人の反応の下りは最高だ。特に日本に関連することであればある程、その事実を認めようとしない姿勢は韓国社会そのものを表している。日本製品に頼っている事実があると認めることは、すなわち負けを意識すると言うことに頭の中でつながるのだろう。これが一般的な考え方である。その殆どの問題を勝ち負けにより判断し、勝つまで続ける、あるいは負けていても勝っていると吹聴する。それは韓国の各新聞社を見れば誰でもすぐに分かることだ。
英語能力に関しては私も韓国人の方が日本人よりも高いと思う。単純にTOEICの点数だけ見てもそうかも知れないが、韓国人は留学経験が無くとも英語がそれなりに話せる人が多い。昔からの英語教育が功を奏しているとも言える。ただそれは過剰な教育熱によって形成された物であり、その背景には若年層の自殺や火病の増加の弊害があることも忘れてはならない。
今回のH氏のサムソンに関するリポートは非常に貴重な物であった。この事実を知るものがサムソン企業内にどれ位いて、又一般国民に知っている人がどれ位いるのだろうか。プライドコリアも決して盤石な物ではなかったと言うことだ。
H氏のご協力に再度感謝致します。
(私のコメント)
日本のエコノミストや評論家はあまりはっきりと指摘しませんが、中国や韓国の主力の輸出商品には日本製の基幹部品が多く使われている。また製造機械やNCマシンなども日本製で、アメリカなどからは日本製品が中国や韓国を経由して輸出して入るだけだと言う指摘もあるほどだ。
韓国のサムソンもその代表的例だろう。メモリーなどに集中的に投資をして資金の回転をよくして、動きの取れない日本メーカーを追撃していますが、いったん読みを間違えると経営に致命的な打撃を被ります。特に最近は液晶パネルに集中投資していますが、その液晶部品にも日本製が使われていて、だから日韓の輸出入は常に日本の黒字だ。
韓国におけるサムソンはガリバー企業であり法人税の五分の一をまかない、株式市場の時価総額の四分の一がサムソンであることは驚異的だ。つまりサムソンの経営がかたむけば韓国経済にも大きな影響が及ぶ。さらにはLG電子や現代など企業の寡占化は極端だ。
日本の大型液晶テレビも韓国製をよく見かけるようになりましたが、まだ割合は少なく、もっぱらアメリカ市場などに輸出されている。日本へは基幹部品が日本製であるだけに参入が難しいようだ。自動車にしても日本製の部品が使われているために日本の自動車メーカーの圧力で参入できないようだ。
だからアメリカ市場などでも表向きは韓国製であったり中国製であっても、基幹部品は日本製であったりするので、あとはどれくらい自主開発するだけの能力が問われますが、基礎研究などは日本や欧米企業任せで直接商品開発につながる応用開発だけに注力している。
そして実力主義の徹底で営業成績の下位5%がクビになり従業員は絶えず激しいプレッシャーと戦っている。技術者などには日本企業で定年退職した技術者も多くが韓国や中国で働いていて日本企業に追いつこうと努力しています。そうしないとハイテク製品を作れないからですが、資本は半分が外国資本になり、技術は日本や欧米頼みでいつになったら自力による成長が出来るようになるのだろう。
このようなサムソンの実態は朝鮮日報でも報道されており、驚くべきことではないのですが、たとえ事実であっても認めようとしないところは歴史問題と共通するものであり、日本と韓国とで共通の歴史認識も持つことは不可能に近いことがわかるだろう。
◆【韓国製の虚実@】国産カメラ付き携帯の部品7割が「米日製品」 朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/11/07/20031107000074.html
今年5月、京畿(キョンギ)道・果川(クァチョン)に位置している繊維会社「コーロン」の本社ビル9階にある研究室。新事業開発室のアン・テファン博士チームは、新しいビジネスチャンスを見出すため、最新のカメラ付き携帯電話の部品を細かく分解してみたところ、非常に驚いた。200個余に及ぶ携帯電話部品のうち、高級部品はすべて外国製であったためだ。
CDMA通信チップはクアルコム(Qualcomm)社製、カメラのイメージセンサーは米オムニビジョン社製、着信メロディの音源は日本ヤマハ社製などなど。アン博士は「世界最高といわれる韓国携帯電話産業の実態がこんなものだとは思わなかった」とした。
代表的な国内輸出製品である携帯電話に使われた外国製部品の割合は平均40〜60%。カメラ付き携帯電話のような最新製品の場合は、輸入部品の割合が70%を上回る。
例えば、「64和音」のように立体音の着信メロディが鳴る携帯電話には、100%日本ヤマハ社製品を使うという。
昨年、韓国企業は外国から中核のIT(情報技術)部品を購入する費用だけで227億ドル(約27兆2400億ウォン)を費やした。これは携帯電話輸出額(93.2億ドル)の2.4倍、全体IT輸出額(464億ドル)の48.9%に当たる。
コア部品の海外依存度が高いのは、“メードイ塔Rリア(Made in Korea)”商品にとって最大の脅威とされている。
▲部品、素材、機器の海外依存度の高さ=今年、サムスン電子のDLPプロジェクションテレビは、ベストバイ(Best Buy)など米国の家電製品売場でソニーを追い越すなど、米国の高級テレビ市場に旋風を巻き起こしている。
しかし、そのコア部品は米TI(Texas Instruments)から輸入して調達している。また、米国市場で人気を集めている韓国デジタルテレビの場合、その殆どが国内家電メーカーが米テラロジック社から中核チップを調達している。
90年代半ば以来世界舞台を席巻してきたメモリーとディスプレー、半導体産業では、産業規模と対等な装備産業をそのまま海外に奪われている。
メモリー半導体の場合、1ライン当たりの投資費用(1兆5000億〜2兆ウォン)の70%以上が日本製装備の購入に使われている。また、TFT−LCD(超薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)の製造機器も輸入品の割合が70%を越える。
このため、日本の半導体機器メーカーの東京エレクトロンとウエハメーカの信越社は、昨年韓国で6000億ウォン以上の売上高を達成した。
半導体専門家の慶熙(キョンヒ)・物理学科の張震(チャン・ジン)教授は、「コア技術のない抜け殻のような輸出はいずれ問題になるはず」と警告した。
▲選択と集中が必要=部品、素材、機器の海外依存への批判に対する反論も根強い。
パンテック(Pantech)の李成揆(イ・ソンギュ)社長は「携帯電話市場でコア部品はクアルコム(Qualcomm)やインテルなど2〜3社が握っているため、それ以外の企業の競争条件は同一だ。このため開発スピードと集中力がより重要」と主張した。
部品を組み立て、消費者のニーズに応える製品を適時に発売できるかどうか、がより重要になるというものだ。また、内需市場だけでは部品・素材に投資しにくい韓国経済の規模も勘案する必要があるという指摘も出ている。
しかし韓国経済が所得2万ドル時代に跳躍するためには、部品、素材、機器分野は「必ず越えねばならない山」ということには異見がない。
例えば、トヨタ自動車は「デンソー(Denso)」という世界的な部品専門会社が同時に成長し、世界最強の自動車メーカーに浮上した。
また、米国の半導体産業はメモリー分野を韓国と台湾に押されたものの、非メモリー分野と通信分野、半導体市場では依然“聖域”を構築している。
超一流企業の間で21世紀の最大のキーワードとなるのは、次世代部品および素材の開発だ。
インテルやソニー、デュポン、メルク(Merck)、HP(ヒューレッド・パッカード)など、世界トップ企業はバイオチップ、ナノメモリー、カメラモジュールなど、次世代のコア部品および素材の開発に拍車をかけている。“カネにならない”コア部品および素材を独占していても超一流という地位は守れないという意味だ。
ソウル市立大学・半導体工学科の朴ギョンワン教授は「今のままだと、10年後にはグローバル市場で中国に押され、韓国企業が立つ瀬を失いかねない」とし、「必ず必要な部品・素材技術を集中的に開発する新たな戦略作りが急務」とした。
禹炳賢(ウ・ビョンヒョン)記者
シン・ドンフン記者