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カツオ漁さっぱり…黒潮大蛇行で港町大打撃
昨年夏から起きている黒潮の大蛇行について、気象庁は、今後も数か月は続くとの予測を出した。大蛇行に伴う不漁に原油価格の高騰が重なり、各地の漁場は深刻な漁獲高の減少に苦しんでいる。
カツオ漁の本場、高知県では今シーズンの漁をあきらめた漁師も多く、漁業関係者は不安を募らせている。
気象庁によると、黒潮には、大別して、四国から本州南岸にほぼ沿うように流れる「非大蛇行型」と、紀伊半島から遠州灘沖で南へ大きく蛇行する「大蛇行型」という2つの流れ方があり、今回の大蛇行は13年ぶり。大蛇行型の場合、黒潮と本州南岸との間で、冷たい海水が下の方からわき上がる現象が起こり、漁場に大きな影響を与えるという。
「船を出すだけ赤字が広がる。打つ手がない」。高知市漁協の野々村重利組合長(79)は、ため息をつく。
高知市沖では4月半ば以降、ほとんどカツオがとれない状態が続いている。同漁協の組合員約600人のうち、専業の漁師200人は「休業状態」(野々村組合長)。浜辺でアサリ採りをする漁師も出てきた。
不漁に加え、漁船の燃料となる重油が値上がりし、漁協の価格では、1リットル=40円から60円に跳ね上がったことも船を出せない原因となっている。「サバやアジなどをとるために船を出しても、重油が高くて、出せば出すほど損が膨らむ」と野々村組合長は説明する。
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050605/20050605it15-yol.html