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「子どもの給食費3万5000ウォンも払えず…」 一家4人が心中 2人死亡
#1
1日早朝2時頃、ソウル・江東(カンドン)区の漢江(ハンガン)のほとり。
イ・ギョンジュンさん(44)は漢江に向かって歩き始めた。妻のイ・ソンスクさん(42)が、「あなたなしで私一人、どうやって生きていくの」と叫んだ。娘(11)と息子(10)は「パパ死なないで」と大声を出した。
夫ははっとした。生きるか死ぬかということで、夫婦は意見が対立していた。夫は「パパは生きていくのがとても辛い。死のうと思うが、おまえたちはどう思うか」と泣きじゃくる子どもたちに尋ねた。
子どもたちは「一緒に死ぬ」と言った。妻は昨年から「辛い。死にたい」と口癖のように話す夫をこれ以上引き止めることはできなかった。
一家4人は手を握り合い、漢江に入った。
一家は31日昼12時頃から漢江に来て「生きているのが辛い」という話をした。夕食はカップラーメンで済ませた。
明け方2時55分頃。漢江管理事業所職員が溺れ死んでいるイさん家族を発見した。
#2
1日午前11時頃、ソウル・江東(カンドン)誠心病院の葬儀室。夫と息子の遺影が掛けられていた。
「私の息子…、起きて。ママはあなたの顔を見たいの。優しい子なのに、悪い親に巡り会えて…。パパ、これから私一人、どうやって生きていったら…」
妻はすすり泣いた。葬儀場の外では、幼い娘が肩を震わせながら、ずっと泣いていた。
夫の友人シン某さん(44)は「一週間前にも一緒に酒を飲んだ。生活が苦しいというので、『近ごろ皆、そんなもんだろう』と言ったのに」と虚しく語った。
シンさんは、この前も友人が1人、生活苦から漢江に投身自殺したと語った。
妻の兄は「義弟が10代の時に両親と死別してから、姉のもとで厳しい生活をしながら育ち、自分の力で自立したのに、こんな最期を迎えてとても胸が痛い」と語った。警察は、妻は自殺幇助の罪で刑事立件されるだろうと話した。
泣き腫らした顔の妻は、「私は罪深い」と語った。
#3
夫は2000年から、ソウル・道峰(トボン)区で小さなおもちゃ工場を営んできた。おもちゃの電車うやモービルを製造し、海外に輸出した。
一時は従業員が20人いた。会社は5年前、不渡りを出した。納品業者がお金を払わなかった。従業員たちの給料や退職金を払ったら、工場が仮差押さえになった。15坪テラスハウスもチョンセ(不動産の持ち主に一定金額を預けてその不動産を借りること)から賃貸に変えた。
夫は先月25日、子どもたちの給食費3万5000ウォンが払えず、姉に援助を求めていた。
オ・ユンフィ記者oyounhee@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/01/20050601000082.html