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(回答先: 資料A マイクロクレジット 投稿者 hou 日時 2005 年 5 月 22 日 02:14:34)
>しかし、後進国はそれらのインフラが整っていない、ましてやルワンダ国民にそのようなインフラがあったかはなはなだ疑問である。
失礼を承知であえて確認いたしますが、ルワンダで金融商品を売って資金調達をする話ではないですよね。後進国への貸付方法について考えていたのですよね。
インフラについては現存しているレベルから育成してゆくしかないですよ。
>このような、金融インフラの弱さが後進国の企業のよわさ、家計のよわさにつながる。
ましてや、資本などの考えが普及していない、国の国民はどのような金融インフラ・金融知識が整っても、崩壊するのみである。
人間は学習はします。元のレベルが低いほど、進歩は急速です。ですが、なぜか、いつもあるレベルに達すると、お約束でそのつど崩壊「させている」のは、なぜでしょうか。
>フェアトレードは、ここに意味があります。
そうですね。フェアトレード自体を排除しようとする勢力を排除できさえすれば、とても有効な手段だと思います。過去も現在も、未来も。
>先進国だったら容易に入る情報も、金融インフラ・情報インフラがないために障害が生じるのです。
各国が自前の(たとえば旧宗主国の利害で動くのではない)金融インフラを持つことは非常に重要だと思います。はじめはひも付きでも、金融インフラ自体を自前で育てられるようになることが、最終目標です。
要は人をどう養成するかということでしょう。託児所、学校、遊び場、診療所、再植林、飲料水、電力化、読み書きの授業がないなら、それが先です。
>フェアトレードは、大手にたよらず
>その国の情報網で市場を詮索して売るというシステムを整えている点で評価できます。
>ですが、そこに物差しが違えば情報もうまく伝わらないでしょう。
この辺から違和感あり。これって、後進国の借り手=生産者に売れ筋情報を流す話をしてるのですよね。
いったい、どんなものさしを共通化して、どんな情報を流そうというのですか。
グローバル化された売れ筋商品の情報がよく流れるようにして、彼らが生産できそうなものを選択できるようにする? それをどう実現するのですか? 結局、マイクロクレジットを扱う銀行の貸付係(現地の人)が借り手(現地の人)に、わかる言葉で説明するのです。どんなシステムを持っていこうとしているのかわかりませんが、箱物ODAの情報〜金融システム版にならなければと思います。 まず 人、ですが、そのためには、まず 命 です。
さらに、houさんの提示された資料にも
>6.2マイクロクレジットの借り手の状態を最もよく判断できるのは借り手自身であり、借り手は融資を受けられたときどのように使うべきかを最もよく理解しているという基本的前提をほとんどのマクロクレジットプログラムは主として受け入れています。それぞれの借り手は自分の状況に応じた収入を得る活動を選ぶ機会があります。
と、あります。生存ぎりぎりのところから、彼らはまず身の丈にあった資本と市場で成長していけばよい。むしり取られさえしなければ、そのうち追いついてくると思います。甘いですか?
houさんのお仕事について言えば、むしろ、日本の「どんぶり勘定小企業親父」をどう啓蒙?するかが、同等以上に問題だと思います。