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8百人の拍手で歴史に幕
大阪三越、赤字脱却できず
赤字経営が続いていた三越大阪店(大阪市中央区)が5日閉店し、315年の歴史に幕を閉じた。午後6時の閉店時には、老舗店との別れを惜しむ約800人の客から拍手がわき起こった。
この日は、地元の合唱団員ら約100人によるベートーベンの「第9」の合唱会や、ピアノ演奏会も開かれた。午前10時の開店前には約1100人が列をつくった。
全営業が午後6時で終了し、客が見守る中で鈴木伸之店長は店舗入り口で「時代の移り変わりに抗しきれず、断腸の思いで幕を下ろします。一日も早く大阪の地で皆さまに再び会えるよう努力します」とあいさつ。周囲の客から拍手がわき起こる中、店員がガラス越しに店内で頭を一斉に下げ、シャッターが降りても、しばらく拍手は鳴りやまなかった。
大阪府東大阪市の主婦(68)は「若いころから来ており、本当に残念。人生の思い出を確かめようと訪れた」と名残を惜しんでいた。
閉店セール期間中の売り上げは、同じ5日に閉店した枚方店(大阪府枚方市)と合わせ目標の60億円を上回った。
三越はこの日、横浜店(横浜市)、倉敷店(岡山県倉敷市)も閉店した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050505/fls_____detail__051.shtml