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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aQHSoOVPaA1o&refer=jp_europe
投資銀ラザードのIPO、総額は約890億円-5日にNYSE上場(2)
5月4日(ブルームバーグ):ブルース・ワッサースタイン氏が率いる投資銀行ラザードは4日、新規株式公開(IPO)の価格を決定した。総額は8億 5460億ドル(約890億円)となった。株式非公開の証券会社として最大だった同社の157年にわたる同族経営に終止符が打たれる。
事情に詳しい関係者が明らかにしたところによると、同社はクラスA株 3420万株を1株当たり25ドルで投資家に売却した。公開株数は全体の約3分の1で、議決権の66.3%は185人のマネジングディレクターが持つ。米ゴールドマン・サックス・グループがIPOの幹事を務めている。
ラザードのIPOは証券会社として、1999年のゴールドマンのIPO以来で最大規模。発行済み株数1億株に基づき、同社の時価総額は25億ドルとなる。公開価格は仮条件レンジ(25−27ドル)の下限で決まった。
同社はまた、5億5000万ドル相当の10年債と4億ドルの転換社債も起債した。IPOと債券により調達した資金は、創業者一族のミシェル・ダビベイ会長とその支持者が保有する持ち分36%を買い取る資金に充てる。ダビベイ氏は当初IPO計画に反対し、ワッサースタイン氏は2005年中にIPOが実施できない場合は辞任することを約束していた。
ワッサースタイン氏は「ラザードは150年余りにわたり、さまざまな経済環境の下でサービスを提供してきた。今、新たな時代に踏み出すことを待ち望んでいる」とのコメントを発表した。ラザードによると、IPO後、ワッサースタイン氏とその一族の信託はラザード株1170万株(約3億ドル相当)を保有する。
ブルームバーグ・データによると、ラザードは年初来、約810億ドル相当のM&A(企業の合併・買収)でアドバイザーを務め、業界10位となっている。三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスの経営統合で三菱東京のアドバイザーに起用されたのが最大の案件。
ラザード株は銘柄シンボル「LAZ」で、5日からニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場される。