現在地 HOME > 国家破産40 > 302.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
外貨融通枠を倍増 金融危機の対策強化 ASEAN+3財務相会議合意
【イスタンブール=共同】東南アジア諸国連合と日本、中国、韓国(ASEAN+3)は四日、トルコのイスタンブールで財務相会議を開き、金融危機などの緊急時に米ドルなどの外貨を融通し合う通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)の資金枠を倍増し、総額八百億ドル(約八兆三千四百億円)近くまで拡大させることで合意した。
ヘッジファンドなどの投機資金の流れが世界的に拡大しているのを踏まえ、各国は危機の再発防止に強い決意を表明。アジア地域は貿易、開発に続き通貨・金融分野でも相互依存を深める。
共同声明では、金融協力について「自助努力の枠組みである通貨交換協定を強化する決意を再確認した」とした。
財務相会議は、通貨交換協定について、特定の二国間で支援が決まれば、他国もこれに応じる新たな仕組みを導入。二国間協定を積み重ねている現行方式から、将来は多国間協定への一本化も視野に入れている。参加国は互いの経済情勢や政策を定期的に点検し、緊急時には各国が共同で意思決定することも検討している。
一九九〇年代後半に金融危機に直撃されたタイ、韓国、インドネシアから流出した資金は約八百七十億ドルとみられ、金融協力の拡大により通貨交換の資金枠はこれに近い規模まで膨らむことになる。
また、アジア各国が現地通貨建て債券を発行し、米ドル建て以外の資金調達を可能にする「アジア債券市場」の拡大策についても確認した。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/05kei003.htm