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中国証券監督当局:非流通株売却の「試験的プログラム」再開 (ブルームバーグ)
4月30日(ブルームバーグ):中国証券監督管理委員会(証監会)は30日、市場に出回らない上場企業の非流通株の売却を再開すると発表した。最大2640億ドル(約27兆7600億円)相当の価値があるとみられる同株の売却で、年金基金積立のための資金を拠出する。
中国政府は1999年と2001年に、政府が保有する非流通株の売却を試みたが、市場への供給過剰を懸念する投資家がパニック状態に陥ったのを受けて、売却を断念した経緯がある。実際、株価指数は大幅に下落し、2020年までに受給資格を持つ1億人の国民のための年金制度の構築に必要な同政府保有株の価値が減少した。
証監会はこの日、声明を出し、非流通株を売却する試験的プログラムを直ちに開始すると述べた。ただ、同プログラムで最初に売却される可能性のある非流通株の額については明らかにしていない。声明では、株式の供給過剰への懸念を緩和するため「試験的プログラム」と呼んでいる。
ボシ・ファンド・マネジメントの運用担当者、チャン・リンウェイ氏は「政府保有の非流通株の売却問題は、非常に長い間にわたって投資家の心にのしかかっていた」と指摘。「中国市場は、この問題が解決しない限りは本当に好転しない。売却のうわさが出るたびに市場は沈み込んだ。当局は歯を食いしばって耐える必要がある。この方向転換は市場にとって非常に悪いものだ」と語った。
原題:China to Resume Sales of $264 Bln of Locked-Up Shares(Update2)(抜粋) {NXTW NSN IFQQBD07SXKX }
[ 2005年4月30日17時43分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=30bloombergaAMYODJ2G9DU&cat=10