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なぜこの時期に?三洋電機社外取締役にJR西前会長
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005042804.html
三洋電機は27日、社外取締役にJR西日本前会長の井手正敬取締役相談役(70)=写真右=が就く人事を発表した。6月29日の株主総会で正式に決定する予定だが、財界の一部からは、JR西が大変なこの時期に、首脳だった井手氏の起用を発表する三洋の無神経さに「思慮に欠ける」との批判も出ている。三洋は会長兼CEOにジャーナリストの野中ともよ氏(50)=同左=を内定したばかり。で相次ぐ“仰天人事”となった。
三洋電機の古瀬洋一郎副社長は井手相談役について「国鉄民営化の中心的存在だった。三洋でリーダーシップを発揮してほしい」と期待を表明。
同社広報も「本人からは事故前にOKをいただいている。事故後は意向を確認していないが、今後の話し合いの中で考えていただく。井手氏の変革への手腕がどうしても必要」としている。
これに関しJR西日本の広報担当者は「他社の人事なのでコメントする立場にない」と述べるにとどめている。
井手氏は、国鉄民営化に否定的な当時の仁杉巌国鉄総裁に対し、松田昌士氏(元JR東日本会長)、葛西敬之氏(現JR東海会長)らとともに内部改革派として、民営化を推進した立役者の一人で、分割民営化後のJR西では社長、会長を約11年間務めた。その強力なリーダーシップから、JR西は一時、“井手商店”と呼ばれたほど。
関西財界でも欠かせない存在で、平成6年に関西経済連合会の副会長に就任。しかし、脱線事故の経営責任をとって、財界ポストは辞任する見通しで、社外取締役についても就任は厳しい状況だ。
ZAKZAK 2005/04/28