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米ゴールドマン:M&A助言業務でシェア1位−昨年1月以降(2) (ブルームバーグ)
4月25日(ブルームバーグ):米日用品メーカー最大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)によるかみそりメーカー最大手、米ジレット買収でジレットのアドバイザーを務めた証券3位、米ゴールドマン・サックス・グループのヘンリー・ポールソン最高経営責任者(CEO)は、P&Gのアラン・ラフリーCEOへの1本の電話で買収提示額引き上げを決意させ、合意を成立に導いた。
ポールソンCEOは1月4日にラフリーCEOに電話し、ジレット買収は増益を狙うP&Gにとってまたとないチャンスだと述べた。米監督当局の資料によれば、ラフリーCEOはその電話の数日後にはジレットに対する買収提示額を8.5%引き上げた。
この570億ドル(約6兆400億円)規模の案件で、ゴールドマンは3000万ドルの助言手数料を得た。ゴールドマンが得意とするのは、両方の当事者にアドバイスを提供することだ。ポールソンCEOは、ニューヨーク証券取引所による電子取引所運営のアーキペラゴ・ホールディングス買収案でも、双方にアドバイスし、大きな役割を演じた。
ブルームバーグ・データによると、ゴールドマンは2004年1月以来の約16カ月におけるM&A(企業の合併・買収)助言で市場シェア18%を確保し、22億ドルを稼いだ。同期間のM&Aは2兆ドルに上り、手数料の合計は約120億ドルだった。米モルガン・スタンレーはシェア12%で2位、米シティグループとJPモルガン・チェースがそれぞれ10%で続いた。
ゴールドマンにとって、M&Aの重要度は同業他社にとってよりも大きい。同社の過去5四半期の収入で、M&A助言手数料は約8%を占めた。同比率は世界の5大投資銀行のなかで最も高い。
M&A助言業務への依存度の高さは、利益相反の指摘を受けるリスクにもつながる。特に、NYSEとアーキペラゴの案件ではリスクが大きいと、コロンビア大学のジョン・コフィー教授(証券法)は話す。「すべての合併案件には利益相反が付き物だが、この件では特に問題が大きい」として、ゴールドマンがアーキペラゴを一部保有していることが「投資銀行の判断をゆがめかねない」とコフィー教授は述べた。
原題:Goldman, Led by Paulson, Raises Take From M&A Fees (Update1)(抜粋) {NXTW NSN IFHMHF0D9L35 }
[ 2005年4月25日17時20分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=25bloombergahxY48ZdtRf0&cat=10