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日本株:小幅高、東エレクも伸び悩む−外部材料一巡で決算見極めへ (ブルームバーグ)
2005年4月20日(水)14時35分
4月20日(ブルームバーグ):午後の東京株式市場は小幅高。米インテル
が前日に発表した四半期決算が市場の予想を上回ったほか、東京エレクトロンの
1−3月期の受注が好調だったのを受けて、半導体関連株を中心に買いが先行し
ている。ただ、一時は前日比で200円以上上げた東エレクも伸び悩み。午後の取
引開始直後にややまとまった先物売りが出たほか、来週にかけて本格化する主要
ハイテク株の決算発表を見極めたいとの気分が強く、株価指数も上げ幅を縮小し
ている。
午後2時18分現在の日経平均株価は前日比57円64銭(0.5%)高の1万
1123円50銭。TOPIXは同7.52ポイント(0.7%)上昇し、1134.23。
昼休み時間中の東証立会外では約576億円のバスケット取引が成立し、やや
買い決めが優勢だったようだ。
ハイテク企業では、この日のHOYAを皮切りに、来週にかけて主要銘柄の
決算発表が相次ぐことから、これらを見極めようとの気分が強まっている。HO
YAが午後1時に発表した前期決算は、今後のハイテク株の方向感を探る上で注
目され、「市場のコンセンサスには届かなかったが、ほぼ会社の予想に沿った内
容」(東海東京調査センターの矢野正義・シニアマーケットアナリスト)と受け
止められた。
HOYAも、午前の取引では220円高まであったが、決算発表後は伸び悩み、
一時は小幅安に転じる場面も見られている。
こうした中で、ドイツ証券の武者陵司チーフストラテジストは20日、日経
平均株価が年末までに1万円まで下げる可能性を指摘。日本株が上昇する上で前
提とされる米国経済と米国株について、「過去2年はカンフル剤を使って相当無
理をし、高水準を維持した」との見解を示した。
また武者氏は、外国人投資家のスタンスが変化したことを挙げ、「3月末ま
でに外国人投資家が日本株を買っていたのは年度末に株価が上昇するという季節
的な要因で短期筋の買いが入ったが、失望に終わった」と指摘。日本株は、世界
経済が改善する恩恵を最も受けるとみられてきたが、米国経済が減速し始めてい
る中では日本株に期待できないという。
「長期的なスタンスで買う投資家は安いところでじっくりと買うため、目先
に不安が高まっている局面では買わない」(武者氏)。
東エレクやアドテストが伸び悩み
東京エレクトロンが続伸。同社が19日に発表した第4四半期(2005年1−
3月)の半導体・液晶製造装置受注額(単体ベース)が事前の市場予想を上回っ
たことが買い材料となった。野村証券金融経済研究所が投資判断を引き上げたの
も追い風になった。ただし午後の取引に入ってからはやや伸び悩み、アドバンテ
ストも上昇幅を狭めている。
自動車株では。トヨタ自動車が高く、ホンダも小幅高。トヨタ紡織や豊田自
動織機も高い。
ハイテク株や自動車株が伸び悩むのとは対照的に、個人投資家とみられる投
機的な買いを集めている丸山製作所や東都水産が午後に入って上昇幅を急拡大。
佐世保重工業や東亜道路工業なども大幅高。
アニメーションや漫画、ゲームソフト関連の人気が続き、バンプレストが東
証1部の上昇率でトップ。タイトーやテクモなども高く推移している。
一方で、カネボウが大幅安。粉飾決算により前週からの下げに歯止めがかか
らず、この間、株価水準は半分以下になった。下落率上位にはニッシン、CCC、
飛島建設、日興コーディアル証券、イオンクレジットサービス、島忠、日本興亜
損害保険なども並んでいる。
セコムやクレディセゾンが安く、特にセコムは日経平均株価とTOPIXの
両方で下落寄与度が高くなっている。
記事についての記者への問い合わせ先:
東京 山口義正 Yoshimasa Yamaguchi y.yamaguchi@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:
開米 潤 jkaimai@bloomberg.net
BEN RICHARDOSON brichardson8@bloomberg.net
院去 信太郎 Shintaro Inkyo sinkyo@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=20bloomberg11a3uZRzQV32_c