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米ジム・ロジャーズ氏:米株・債券と原油の見通しでコメント(2) (ブルームバーグ)
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投稿者 とっぽ 日時 2005 年 4 月 19 日 15:38:22: OhNus5n6NGOT.
 

ブルームバーグニュース
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米ジム・ロジャーズ氏:米株・債券と原油の見通しでコメント(2) (ブルームバーグ)

2005年4月19日(火)09時45分


  4月18日(ブルームバーグ):資産家ジョージ・ソロス氏とともにヘッジ
ファンドのクオンタム・ファンドを設立したジム・ロジャーズ氏は18日のイ
ンタビューで、米金融市場や原油価格、ドルの見通し、商品市場の投資戦略、
中国市場などについて以下の通りコメントした。

◎米国の株式と債券:
  「米株式相場は2005年に下落するだろう。06年もさらに下げるだろう。
機が熟していた調整が今、進行している。さらに状況は悪化するだろうが、こ
の世の終わりというわけではない。弱気相場は1、2年続くだけだろう」

  「米国の債券相場は1981年から2003年まで強気相場だった。債券は終わ
ったというのが私の見方だ。債券は複数年にわたる長期弱気相場にある。私は
米国債を保有しない」

◎米ドル:
  「米ドルはひどい欠点のある通貨だが、ドルは最近まで堅調だった。その
理由は、ユーロが弱くなった場合、ドルは多額の資金を当面託すことができる
数少ない通貨の一つだからだ」

  「ユーロが今年、厳しい状況に陥り、ブッシュ政権がイラク撤退を決めれ
ば、ドルは素晴らしい一年になるだろう。だが、その反発局面でドルを売らね
ばならない」

  「4%前後の米経済成長率は、私に言わせれば、通貨の価値と無関係だ。
米国は世界史上最大の債務国であり、世界に8兆ドルの債務を抱えている。こ
れは深刻な問題だ」

◎原油価格:
  「今後10年で原油価格が100ドルや150ドルを超えることは、まず間違
いないと思う。この先後退もあるだろう。今も一つの後退局面であり、原油価
格は35ドルまで戻り得る。しかし、原油価格の基調は上向きだ。過去35年間、
世界では大きな油田は発見されていない」

  「在庫には注目していない。ベルリンや東京、シカゴの近郊で大油田が発
見されれば、私は注目する」

◎商品市場:
  「商品相場は大幅高となるだろう。誰も生産設備に投資してこなかったた
め、商品価格は今後10−15年で一段高となる」

  「歴史を振り返ると、商品相場の最も短い強気相場は15年続いた。最長
の強気相場は23年間だった。そうだとしたら、今回の強気相場の終わりは2014
年から2022年の間だろう。1999年に始まった強気相場はあと10年続くこと
になる」

◎中国経済と不動産バブル:
  「私は中国株を一部保有しているが、最善策は商品への投資だ。コーポレ
ート・ガバナンス(企業統治)や株式相場、中央銀行について心配する必要が
ないからだ」

  「中国経済はハードランディングすると予想する。巨大な不動産バブルが
発生しており、ハードランディングすると思われる。ハードランディングが起
き、恐怖が広がったとしても、トウモロコシや砂糖は大丈夫だろう。中国の景
気が減速しても問題はない。人は食べていかねばならない」

原題:Quantum Fund Co-Founder Jim Rogers Comments on Markets, Oil
(抜粋) {NXTW NSN IF5L4K1A74E9}

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