★阿修羅♪ 現在地 HOME > 国家破産40 > 109.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
日本株:投げ売りのスパイラル(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/0505/hasan40/msg/109.html
投稿者 転法輪印 日時 2005 年 4 月 18 日 16:01:19: xcCUyqhuP2dMU
 

日本株(終了):投げ売りのスパイラル、記録づくしの全面安-米中懸念 (ブルームバーグ)


2005年4月18日(月)15時39分


4月18日(ブルームバーグ):週明けの東京株式相場は急落。東証1部
の値下がり銘柄数は過去最多となる1600を超え、日経平均株価の連続下落日
数や1日の下落率なども記録的な動きを見せた。景気の先行き不安を背景とし
た米国株式の下落傾向が強まっている上、中国で高まる反日感情の収束に向け
た打開策も見えず、国内外機関投資家の間で日本株投資への不安感が増大した。

  また、大阪証券取引所はこの日、相場が大きく変動した場合に対応するた
め、日経平均先物の取引で緊急取引証拠金を発動した。この制度の発動は、
2003年7月以来のこと。臨時的な証拠金差し入れ義務の発生で、証券会社の自
己売買部門から処分売り、持ち高整理の売り圧力が高まりやすく、個人投資家
による信用取引の取り組み状況の悪化も重なり、投げが投げを呼ぶ「売りのス
パイラル」に陥った。

  終値は、日経平均株価が前週末比432円25銭(3.8%)安の1万938円44
銭、TOPIXは41.18ポイント(3.6%)安の1109.49。
  下落局面で、投資家からの最終的な売り圧力が高まる“セリング・クライ
マックス”的な動きも垣間見え、東証1部の売買高は20億2375万株と、3月
14日以来の20億株を超す高水準となった。

  この日の東証1部市場の値下がり銘柄数は1622に達し、これは昨年5月
10日の記録を抜いて過去最高。東証1部の時価総額は前週末比12兆円減少の
344兆円で、節目の350兆円割れは1月21日以来のこととなった。
  日経平均はこの日で6日連続安となり、昨年の10月7日から18日まで、
7日連続安を記録して以来の長さ。1日の下落幅432円、下落率の3.8%安は、
昨年5月10日(554円安、4.8%安)以来の大きさだった。

  住信アセットマネジメントの三澤淳一運用第2部長は「外部要因では米国
株安、反日デモや日中外相会談でも平行線だったという状況がある。国内面で
は、経済指標の足元の悪さに加え、M&A法制における三角合併の解禁が1年
先送りされ、企業防衛にバイアスが掛かっているという国内政策の方向性があ
り、これらが外国人投資家の投資マインドを引かせ、ボディーブローとして効
いている」との見解を示した。

アジアに伝播―早期打開求める市場の反乱

特に日中の外交問題は、17日に町村信孝外相と中国の李肇星外相による両
国外相会談が行われたにもかかわらず、問題解決に向けた道筋は見えなかった。
こうした中で、国内大手電子部品メーカーの太陽誘電の中国広東省工場では、
従業員約2000人が参加したデモが行われるなど、反日の動きが日本企業に具
体的な影響を与え始めている。
  三澤氏は「中国問題は、このまま中国政府も大きな問題に発展させていく
とは思えない。ただ、今は懸念の方が先行し、日中政策当局への不信感があ
る」と受け止めていた。

  日本株急落の余波は、香港ハンセン指数の1.8%安、韓国総合株価指数の
2.4%安、台湾加権指数の3%安といったアジア主要株式市場全般の下げにつ
ながり、当事者の中国でも上海総合指数は1.9%下落した。アジア全般の株安
はさしずめ、日中外交当局に早期打開を求める“デモ”の様相を呈している。

  一方、前週末の米国株式相場は、鉱工業生産の伸び悩みやコンピュータ大
手のIBMの決算低調などが懸念され、ダウ工業株30種平均は約2年ぶりの
下げを記録した。米国株の軟調で、外国人投資家も日本株投資に慎重になって
いると見られる。

いちよし証券投資情報部の高橋正信ストラテジストは「GM(ゼネラル・
モーターズ)、フォードの大幅減額修正が両社の格付け引き下げ懸念につなが
るとともに、景気懸念へと広がりつつある。社債の大量保有者である機関投資
家をはじめ、リスク資産から資金を引き揚げ始めた節がある。株価の先行きは
慎重に見たい」と指摘していた。

          東証1部の値下がりは1600超す

  ヘッジ売りや処分売り圧力が強まった株価指数先物の急落が、現物株への
インデックス売りを誘発し、幅広い銘柄、業種が下げた。東証1部の値下がり
銘柄数は昨年5月に付けた過去最多の水準を上回る1600を超える展開。値上
がりはツツミ、シムリー、タカラ、イビデンなどわずか20銘柄にとどまり、
東証業種別33指数はすべて安かった。

  海外景気の影響を受けやすい電機や自動車、化学など輸出関連株が総じて
下落。中国経済拡大の恩恵を被ってきた機械や鉄鋼、海運なども下げ幅を拡大
し、日本景気の減速懸念から、銀行や小売り、不動産、陸運など内需関連株に
も売りが先行した。


Copyright(c) Bloomberg L.P.
[ブルームバーグ]

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=18bloomberg11a3nUD0sy9UZQ

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 国家破産40掲示板



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。