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インテリジェンスの業界レポートhttp://tenshoku.inte.co.jp/msn/news/0368.htmlより引用
インテリジェンスの業界レポート
今冬、1億5,000万人が死亡する?〜鳥インフルエンザ〜
昨年、アジア各国の養鶏場をパニックに追い込んだ鳥インフルエンザだが、今年もすでに流行の兆しが顕われており、大きな損害をもたらしそうだ。
アジア経済直撃!経済損失30兆円?
11月3日に世界銀行が東アジア地域の経済報告書を発表した。それによると、2003年にSARSによって引き起こされた損失は、第1四半期のGDP2%、約180億ドルに及んだが、鳥インフルエンザがもたらす被害はそれをはるかに上回ると警告した。
アジア開発銀行も同様のレポートを発表、鳥インフルエンザによって発生する損失を2,827億ドル(約30兆円)と見積もっている。
こうした予測から、世界銀行では鳥インフルエンザ対策用の基金を創設すると発表、最大5億ドルを用意し、発展途上国の被害に対して緊急融資を行う準備に入った。
鳥インフルエンザは、家畜として飼育される鳥だけではなく、野鳥、カラスやスズメ、渡り鳥などにも感染する。そのため、封じ込めが難しい。欧州エリアでも、トルコ、クロアチア、ルーマニアなど渡り鳥のルートとなる国々で、鳥インフルエンザに感染して死んだ七面鳥や白鳥が見つかっている。イギリス・ロンドンではペットとして輸入されたオウムから鳥インフルエンザウイルスが検出され、10月にはEU全域で生きた鳥類の輸入が禁止される騒ぎとなった。
最悪の場合、1億5,000万人死亡
被害は経済的な損失に留まらない。鳥インフルエンザが突然変異を起こし、新型インフルエンザとして大流行する可能性が出てきたからだ。
鳥インフルエンザは鳥の病気であり、人間にはほとんど感染しないというのが定説だった。しかし、ベトナム、タイなど東南アジア地域では、10月までに62名の死者が出ており、さらに11月に入って中国で3名の死亡が確認されるなどじわじわと人的な被害が広がっている。ただし、これは鳥からの感染によるもので、今のところ人から人への感染は確認されていない。
もし人から人へと感染が始まるとどうなるのか?1920年代、新種の疫病が世界的に流行、2,500万人が死亡(当時の世界の人口は12億人・日本では38万人が死亡)するという大惨事となったことがある。これはスペイン風邪と呼ばれ、現在は鳥インフルエンザを起源とするインフルエンザウイルスが原因と分かっている。
インフルエンザウイルスは遺伝的な変異が容易に起こるため、今回の鳥インフルエンザウイルスが人から人へと感染するように変異する可能性は極めて高い。そうなった場合、WHOは世界で最大1億5,000万人が死亡すると予測した。
第2次世界大戦での死亡者数ですら2,000〜3,000万人といわれている。適切な予防策をとらない限り、全世界に想像を超える惨劇が訪れる。
発病を防ぐにはワクチンの接種が必要だが、現在の鳥インフルエンザウイルスからは、人から人へと感染する新型インフルエンザ用のワクチンは作れない。ウイルスが発生するのを待つしかないのだ。しかし、ウイルスが発生してからワクチンが増産できるまでには最低4カ月が必要といわれている。
インフルエンザに対しては抗ウイルス剤も有効だ。そのため、各国は抗ウイルス剤の備蓄と増産を行っているが、その有効性も疑わしくなってきた。共同通信によると、ベトナムで鳥インフルエンザに感染した少女には抗ウイルス剤が効かず、分離したウイルスは抗ウイルス剤を通常の700〜1,000倍投与しないと増殖を止められないことがわかったという。抗ウイルス剤に対する耐性ウイルスが発生しているのである。
新型インフルエンザが発生した場合、アメリカは国内で190万人が死亡すると推定、対策費用として71億ドルを用意するという。また東京都が立ち上げている「東京都新興感染症対策会議」では、新型ウイルスによる東京都民の被害を、感染者数378万5,000人、死亡者数1万4,100人と見積もっている。
インフルエンザかどうかは病院で検査できる。ちょっと風邪を引いたと思ったら、すぐに病院に行くようにしよう。
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