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高い死亡率、免疫の過剰反応が原因か 鳥インフルエンザ
2005年11月17日11時48分
http://www.asahi.com/life/update/1117/005.html
鳥インフルエンザH5N1型の感染者の死亡率が高いのは、炎症を促す物質が白血球から過剰に分泌されることが関係していると、香港大学などの研究グループが明らかにした。3000万人が死亡したとされる1918年のスペインかぜで、若者の死亡率が高かったのも、同じ理由によると考えられている。オンライン医学誌「レスピラトリー・リサーチ」で発表した。
ウイルスなどが体内に侵入すると、白血球がサイトカインと呼ばれる物質を分泌する。これが炎症を起こして身を守るのが免疫反応だ。
研究グループがH5N1型の患者から採った気管支や肺の細胞を分析したところ、毎年流行するH1N1型と比べ、炎症性サイトカインの分泌量が異常に高かった。分泌が過剰だと、肺組織が破壊されるなどして呼吸困難になる。
こうした免疫機能の過剰反応は「サイトカインの嵐」と呼ばれ、スペインかぜで若者が多く死亡した原因と考えられている。
世界保健機関(WHO)によると、03年以降、ベトナムやタイなどでH5N1型に126人が感染し、うち64人が死亡(今月14日現在)。加えて、中国でも3人の感染が確認され、うち2人が死亡している。高い死亡率の原因はよく分かっていなかった。
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