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米産牛肉輸入問題 審議継続へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/24/d20051024000157.html
24日示された報告書案では、アメリカ産牛肉について、脳やせき髄などBSEの病原体が蓄積しやすい部分を適切に除去することなどの条件が確実に守られれば「輸入される牛肉と国産牛肉のBSEのリスクの差は非常に小さい」として、輸入再開を容認する内容になっています。
これに対して委員の間からは、アメリカの食肉処理場で脳やせき髄などを除去する態勢について監視の実態が不明で実効性に疑問が残り、日本とリスクの差が小さいとはみなしがたい。リスクの差は不明だと言うべきではないか、などと結論に反対の意見が出され、反対の委員の中に欠席した人もいるため、継続して審議することになりました。
専門調査会の座長で東京大学の吉川泰弘教授は「日米のBSE対策について項目ごとに判断し、差は小さいという原案を示したが、反対の意見もあるので次回以降、審議をしてまとめたい」と話しています。
また、反対の委員の1人で東京医科大学の金子清俊教授は、「結論の内容に異論があり、一番注目される重要な部分なので全員の委員がそろった段階で結論を出すべきだと思う。次回の専門調査会で十分に話し合いたい」と話しています。
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