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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051020AT2M2000J20102005.html
ハンガリーのラーツ保健相は19日、同国の製薬会社オムニベストが、人に感染し致死率の高いH5N1型の鳥インフルエンザウイルスに有効なワクチンの開発に成功したことを明らかにした。年内に大量生産体制を整え、開発したワクチンの接種を抗ウイルス剤投与に替わる対策として普及させたい考えだ。
ラーツ保健相は同日、電話取材に応じた。自身を含む数十人のワクチン被験者全員について、血液中に鳥インフルエンザウイルスに対する抗体ができた。検査は初期段階だが、保健相は「H5N1型ウイルスへの有効性を確信している」とし、医薬品認可に向けた手続きを進める。「国外の製薬会社にもライセンス生産の権利を与え、人への感染を食い止めたい」としている。
鳥インフルエンザは流行が拡大し、アジアに続いてトルコとルーマニアの鳥類でも人に感染するH5N1型ウイルスが検出された。
(ウィーン=桜庭薫)
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