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米国産とカナダ産の牛肉の安全性を審議している、食品安全委員会のプリオン専門調査会(吉川泰弘座長)で26日、米国の食肉処理前の牛の健康状態の検査と、牛海綿状脳症(BSE)の広がりの検査体制は、いずれも日本より劣っているとの指摘が出た。一方で食肉処理法の一部については、米国の方が日本より安全だとされた。
両国の牛肉の輸入再開は、安全委が「安全性は国産牛と同等」との答申を出すのが条件だ。しかし答申には今後数回以上の議論が必要とみられ、再開時期は早くても12月にずれ込みそうだ。
この日は米国牛について答申の草案の一部が調査会に提出された。草案は、米国が実施してきた一部の牛を検査しBSEの広がりを調べる方法について「BSEの場合、抽出検査では汚染程度の推定が困難」と指摘。さらに個々の牛のBSE検査の感度も日本より低いと推定し、米国の調査結果は「報告通りには受け入れられない」と批判した。
また米国では食肉処理直前に、1人の検査員が1日約5000頭の牛の健康状態を検査する。草案は「日本の検査員の10倍以上の検査頭数で、異常牛が見逃される危険性が高い」と指摘した。
一方で、食肉処理の際の措置の一つで、脳組織が肉を汚染する危険があるとされる「ピッシング」について「米国では禁止されている」として安全性は高いと評価した。ピッシングは牛が暴れるのを防ぐため、脳にワイヤを挿入する方法だ。日本では厚生労働省が中止を要望しているが、実際には8割の牛が受けている。【高木昭午】
毎日新聞 2005年9月26日 23時38分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050927k0000m040126000c.html
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