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http://www.asahi.com/science/news/TKY200508300165.html
2005年08月30日
牛海綿状脳症(BSE)や変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の原因となる異常プリオンというたんぱく質を血液から検出する技術を、米テキサス大などの研究チームが開発した。試験管内でたんぱく質を1000万倍に増やすことに成功したためで、プリオン病の早期診断や拡大防止に役立つと期待される。28日付の米科学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に発表した。
異常プリオンは体内に入ると正常プリオンを異常型に変え、脳や脊髄(せきずい)などにたまる。血液に含まれる量はわずかなため、検出が難しかった。
研究チームは、試験管内で異常プリオンに正常型を加えて培養するなどして、短時間で1000万倍以上に増幅させることに成功。プリオン病を発症したハムスター18匹をこの方法で調べると、89%にあたる16匹の血液から異常プリオンを検出できた。健康なハムスター12匹からは検出されなかったという。
同チームは異常プリオンに感染させた未発症の動物についても検出が可能か調べているという。
東京医大の金子清俊教授(神経生理学)は「この方法が確立されれば、牛を殺さずに、手早く生前診断ができるようになり、大きな意義がある。動物の種によって検出しやすさに差があると聞いており、人や牛でも可能か確認を進める必要がある」といっている。
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