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牛のBSE検査、生後21カ月以上に・厚労省の改正省令施行
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0
出荷するすべての食用牛にBSE(牛海綿状脳症)検査を義務づける「全頭検査」を緩和し、検査対象を生後21カ月以上に限る厚生労働省の改正省令が1日、施行になった。生後20カ月以下の若い牛は検査しなくても、市場に出荷できるようになる。
ただ厚労省は検査の継続を望む消費者に配慮し、検査の主体となる地方自治体に検査費用を最長で3年間補助するため、国産牛肉の全頭検査は事実上続く。米産牛の輸入が再開した場合、全頭検査しない米産牛と全頭検査する国産牛が店頭に並ぶ「二重基準」となる。全頭検査の緩和は、内閣府の食品安全委員会が若い牛を検査対象から外しても牛肉の危険性は低いとして、厚労省に今年5月に答申していた。
日米両政府で協議を続ける米産牛の輸入再開は全頭検査の緩和が前提になっている。生後20カ月以下の米産牛は、国産と同様に、検査なしで輸入する方向で検討が進んでおり、条件をそろえる必要があるため。ただ実際の輸入再開に向けては食品安全委員会が審議を続けており、結論が出るのは今秋以降とみられている。
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