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のスタッフについて、2007年までに数百人の獣医が不足することになると予想している。また、このレポートを作成した研究委員会の以前のレポートは、米国とカナダで獣医学病理学者が336人不足すると予想している。
これらの指摘は、とりわけ動物病・それに関連した人間の病気の発見と診断の能力に大きな限界が存在することを示唆している。獣医科学研究の強化を訴える第二のレポートでも、正確な病気の診断に非常な時間がかかるという問題を指摘している(米国産初の狂牛病の場合がそうだったし、レポートは、99年にニューヨークで人間に西ナイル熱が勃発したときに正確な診断に数週間かかったと言い、獣医学研究者の数の増加と訓練・施設の改善を要請する)。
今日の朝日新聞の広告記事・「食の安全」対談(酒井ゆきえ、小澤義博)で、小沢氏は、「アメリカでは、BSEが自国で発見される前の1990年代初期から、BSE対策を開始し、BSE発生地域であるヨーロッパの専門家を招きアメリカ国内における調査や監視員の教育を実施してきました。一方で、消費者に対して、その情報を公開するなどリスクコミュニケーションも行ってきています」と言う。ならば、いまさらなぜ「病気勃発時における公衆とのコミュニケーションを改善」したり、「農場労働者、動物園管理者、その他の前線労働者を訓練する国家計画を開発し、実施」せねばならないのだろうか。
(ついでながら、小沢氏は、「今年の[OIE]総会では、「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました」と言っているが、OIE基準のどこにもそんなことは書かれていない。BSEステータスと無関係に貿易できるとされた「脱骨骨格筋」でさえ、「BSEと疑われなかったか、確認されなかった」(30ヵ月以下の)牛由来のものでなければならないとされれいる。発見・診断能力の限界のために「BSEと疑われなかったか、確認されなかった」感染牛がいくらでも混じる可能性はあるが、これは「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」と認めたということではまったくない。彼の言うことをまともに信じてはならない)
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