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http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050710ddm041040123000c.html
食用油の原料として輸入された遺伝子組み換えセイヨウナタネが、長野県や千葉県、大阪府など5府県14カ所で自生していることが、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の調べで分かった。陸揚げ港周辺だけでなく内陸部でも見つかり、国内に広く繁殖している実態が浮かび上がった。東京都内で開かれた調査報告集会で9日、発表された。
調査は3〜5月、23都府県の港やナタネ油工場、住宅街など約1200カ所に生えているナタネを採取。簡易検査セットで、遺伝子組み換えナタネがもつ特有のたんぱく質の陽性反応が出たものを、民間検査機関でDNAを調べた。長野県5カ所、福岡県5カ所、千葉県2カ所、大阪府1カ所、兵庫県1カ所のナタネが遺伝子組み換えであると判定された。遺伝子組み換え植物は人体への影響や、在来植物との交雑が懸念されている。ナタネは除草剤に耐性をもつよう組み換えられており、主にカナダから輸入されている。【去石信一】
毎日新聞 2005年7月10日 東京朝刊
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