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(回答先: 日本政府、米国産トウモロコシの全量検査開始へ[ロイター]【5日26日にGM混入を確認】 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 6 月 02 日 14:50:23)
未承認飼料用トウモロコシ
米からの流入相次ぐ
米国から輸入された穀物飼料に、未承認の遺伝子組み換えトウモロコシが相次いで混入していたことが三日、農林水産省の調べで分かった。三月下旬、米国内で未承認作物が栽培されているとの米科学誌の指摘を受け、同省は米国に厳重なチェックを求めた。米国も約束していたが、信頼は裏切られる形となった。
■甘い安全管理『牛肉解禁』影響も
問題のトウモロコシはスイスのバイオ大手「シンジェンタ」が開発した「Bt10」という品種。類似の「Bt11」は、安全性が立証されて広く流通しているが、Bt10は日米とも未承認だ。
科学誌の報道があった翌日、農水省は在日米国大使館の農務担当者を呼び、正確な情報提供と米国が輸出前に混入を阻止するよう要求した。
農水省も「念のため」にDNA分析を用いた検査体制を整え、五月二十六日にスタート。ところが初日、名古屋港に荷揚げされたトウモロコシからBt10が早くも見つかり、同三十日には北海道・苫小牧港で二例目が確認された。
米側の調査では、ミシシッピ州の周辺で栽培されたものらしい、との不確実な情報が得られただけ。流通ルートも不明、どのくらいの量が流通しているのかも現時点では不明だ。
事態を重くみた同省では、一日に再度、米側担当者に厳正対処を要求。善処は約束したが、「輸出前の検査には数日かかり、輸送効率とのバランスが難しい」と、安全より経済効率を重視する考えを示したという。
現実には、遺伝子型も安全なBt11とほとんど同じで、「まず安全性に問題はない」(同省消費・安全局)といい、人間が直接食べるものでもないので影響は極めて限定的とみられる。
しかし、米国の安全性確保への認識の甘さが表面化したことで、ただでさえ世論が分かれる米国産牛肉解禁の行方に微妙な影響が出そうだ。
■問題ないと判断
在日米国大使館報道官のコメント 米国規制当局はBt10の食品安全、飼料安全、環境安全上の問題はないと判断している。日本政府当局者も同意している。問題は、日本に到着したBt10をどう扱うか行政上の問題だ。米農務省は規制上の案件に適切に対処するため、相手国と協力している。
◇メモ <米国からの輸入飼料>
日本が1年間に輸入する飼料用トウモロコシは1200万トンで、96%までを米国に依存する。うち約4割は遺伝子組み換え作物が占めるが、輸入には日本政府が安全性を認めることが必要。Bt10は、シンジェンタ社がBt11を開発する過程で生まれ、米国では未承認のまま、2001−04年に米国全体のトウモロコシ栽培面積の0・01%程度で誤って栽培されたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050604/mng_____sei_____001.shtml
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