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http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/06110301.htm
06.11.3
フィナンシャル・タイムズ紙によると、国際エネルギー機関(IEA)が、来週発表される”世界エネルギー見通し”で、世界中の政府に新たな原発の建設をスピードアップするように要請する。IEAの32年の歴史において初めてのことという。
World urged to build more N-plants,FT.com,11.1http://www.ft.com/cms/s/723802b0-69e3-11db-952e-0000779e2340.html
報告書発表に先立つインタビューで、IEAのビロル主任エコノミストが、気候変動とエンルギー供給安全保障が後戻りできなくなる前に行動しようとするなら、明日にも決定することが必要だ、政治家はためらう有権者に原発が安全で必要であると説得する必要がある、投資家にも投資を促す必要があると語ったという。
この報告は、昨年夏のG8会合で、政府がいかにしてエネルギー安全保障を強化し・地球温暖化と戦うかに関するガイドラインの策定を要請されたことに答えるものだ。それは、原発は、オーストリアのようなそれを違法としている国以外のすべての国がエネルギー安全保障と気候変動にかかわる目標を達成するための”不可欠の手段”であり、石炭・ガスと競争でき、ウラン資源も十分にあると論じる。
事故の危険は世界中いたるところに広がる。廃棄物も積みあがるばかりだ。解体やその後の廃棄物処理の費用はどう見積もっているのだろうか。既に解体工事が始まっているフランスの軍事用ウランを生産し・使用済み核燃料を再処理するMarcoule工場の解体費用(廃棄物処理費用は含まず)だけでも60万€(約1兆円)と公式に見積もられ、実際にはそれでも大きく過少評価になると見られている。ル・モンド紙は、核エネルギーは”目も眩むような”費用をもたらすと言う(Le CEA, laboratoire du démantèlement de l'héritage nucléaire,Le Monde,10.27http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3228,36-828261@51-828372,0.html)。温暖化に勝るとも劣らぬ災厄が生まれないと保証できるのだろうか。
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