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四万十源流と高レベル放射性核廃棄物最終処分場
http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/471.html
投稿者 feel 日時 2006 年 9 月 21 日 02:44:12: /berAdga6DXu.
 

四万十源流と高レベル放射性核廃棄物最終処分場
http://blog.livedoor.jp/shimantogenryuu/
清流四万十源流の地である高知県津野町や周辺町村で田舎暮らしを楽しんでいた私たち住民にとって突然降って湧いたように、この地に高レベル放射性核廃棄物最終処分場を誘致する動きがあることを知りました。しかも一般住民にほとんど情報公開されないままに、相当、誘致話が進んでいる可能性もあり、私たちは今、途方に暮れています。このブログは、当地に住む私たち普通の住民が何を思い、どう行動しているかを、関心をもって下さる皆さんに発信させていただくものです。

2006年09月20日
東洋町とその周辺に住む海を愛する皆さんへ
http://blog.livedoor.jp/shimantogenryuu/archives/2006-09.html#20060920
 9 月20日の高知新聞朝刊で、四万十町では、旧窪川原発の経過から判断すると、調査段階であっても容認できるものではなく、資源エネルギ−庁放射性廃棄物等対策室からの説明の申し入れを断り、町長として津野町の誘致に強く反対すると議会で答弁し、また越知町でも町長として現時点で反対と議会で表明したそうです。一方、東洋町議会では非公開の全員協議会(議員9名出席、1名欠席)が開かれ、今後の対応を協議、住民から賛成意見(「町が良くなるのなら(応募しても)いいのではないか」)、反対意見(「応募ありきの勉強会ではないのか」「議会と執行部だけで話が進んでいるのではないのか」など)が多く寄せられていることを受け、今後、住民説明会を開いていくことなどを申し合わせたと報じられています。

 津野町では誘致に「待った」をかける町民が講演会に大勢集まるなど、住民の関心が高まっていますが、東洋町の方ではそういった住民の皆さんの自主的な動きが報道されることはまだないようです。しかし、東洋町、室戸市の人々からの不安の声は遠く離れたここ津野町周辺にも聞こえてきています。東洋町といえば、日本有数のサーフィンのメッカ生見海岸で有名なところ。また、お隣の室戸市では海洋深層水での町おこしが盛況と聞きます。
 降って沸いた応募問題でいろいろ調べているうちに、サーファーの皆さんや海を愛する住民の皆さんが、思わず、ぎくっとするような医学論文に出会いましたので、紹介します。

 かの第二次世界大戦屈指の大作戦「ノルマンディ上陸作戦」で有名なフランス北西部の海岸に原子力発電で出る核廃棄物を再処理するラ・アーグ再処理工場があります。工場から半径35キロメートル以内に住む25歳未満の住民を調べたところ、「妊娠中に母親が海辺に月1回以上行った」子どもは、母が海辺に行った回数がそれ以下の子どもに比べ、白血病になる危険が4.5倍高く、また、「近海の魚や貝を週1回以上食べた」子は、それ以下の子に比べ、白血病になる危険が2.7倍高かったという結果が出ました。研究者はブザンソン大学医学部生物統計学・疫学科ヴィエル教授で、原文は定評のある国際的医学雑誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに1997年1月に掲載されました。(http: //bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/314/7074/101?maxtoshow=&HITS=10& hits=10&RESULTFORMAT=&author1=Viel&andorexactfulltext=and& searchid=1&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&resourcetype=HWCIT  でご覧いただけます。)発表後、ヴィエル教授に対して、再処理推進側からの批判が浴びせられ、個人的な脅迫まがいの行為もあったそうですが、ヴィエル報告は各界に大きなインパクトを与え、「いずれにしても公式な確認調査が必要」という世論が高まりました。
 その後、世論を受けて、国立衛生医学研究所(スピラ教授グループ)が、ラ・アーグ再処理工場から半径35キロメートル以内の地域に住む25歳未満の住民 6万人を20年間追跡した結果、工場から10km以内の地区に住む5-9歳の子どもの間で、白血病になる子がフランスの平均よりも6.4倍多くなっており、統計学的に95%以上の確実さをもって言えることが判明しました。(国際医学雑誌Journal of Epidemiology and Public Health 2001年6月掲載 http://jech.bmjjournals.com/cgi/content/full/55/7/469? maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&author1=spira+& fulltext=leukemia&andorexactfulltext=and&searchid=1&FIRSTINDEX =0&sortspec=relevance&resourcetype=HWCIT でご覧いただけます。)

 放射能漏れがないように厳重に監視されているはずの最新鋭のラ・アーグ核廃棄物再処理工場ですが、その近くに住む子どもたちの間で白血病が増えているという悲しい結果が出てしまいました。少量の放射能を浴びて増える病気は子どもの白血病だけではなく、いろいろな種類の癌や先天異常、不妊症など様々です。
 今、津野町や東洋町が応募しようとしている最終地層処分場は、この再処理工場で濃縮された高レベル核廃棄物ー猛烈な放射能のため、100万年のあいだ、管理の必要なガラス固化体を4万本も地下に埋め捨てにしようとするものです。もし、地殻変動や地下水で破損・腐敗を起こし、放射能漏れが生じたとしても、それをモニターすることすらできません。
 少子化がひどく進んでいる僻地では、都市部よりは子どもの数は少ないです。でもどんな僻地でも子どもたちは生まれ、育ちます。そんな大切な子どもたちが白血病やがん、先天的な病気を抱えることはあってはならないことです。犠牲者を生み出す核燃料サイクルを見直して、みんなで少しずつがまんを分け合いながら、化石燃料の節約と安全な自然エネルギーの開発でやってゆけないものでしょうか?

 生見海岸で活躍しているサーファーの皆さんや海を愛する皆さん、法律によると、一旦、町が正式に「応募」すると、それが例え文献調査であっても、それ以降は住民としては、意見を言うことができるだけで、誘致の決定にはもう参加できないことになっているそうです。そのため、津野町では住民が大急ぎで議会に「待った」をかけました。(ブログの9月4日「津野町に陳情」をご参照下さい)応募してしまうともう皆さんは蚊帳の外に置かれることになります。自然と人間を愛する誇り高いサーファー、そして町民の皆さんの声をぜひ町や議会に反映させてください。よかったら、こちらと協力しあって、みんなで考えてゆきましょう。コメントをお願いします。
(写真は県内の海水浴場で遊ぶ子どもたちです。室戸の海洋深層水やイルカたちも心配です。) 

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