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六ケ所・再処理工場で作業員が体内被ばく(デイリー東北)ー原燃「トラブルでもない」
http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/417.html
投稿者 ロエンヒ 日時 2006 年 5 月 27 日 12:02:58: oeA7laveFLvrs
 

デイリー東北 http://www.daily-tohoku.co.jp/

六ケ所・再処理工場で作業員が体内被ばく(2006/05/26)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/05/26/new060526top.htm
初めての作業員の体内被ばくについて説明する日本原燃の山田立哉技術部管理課長(右)=青森県庁
 日本原燃は二十五日、試運転(アクティブ試験)中の使用済み核燃料再処理工場の分析建屋で作業をしていた協力会社の作業員男性(36)が微量の放射性物質を吸い込み、体内被ばくしたと発表した。健康上に影響はないとしている。六ケ所村にある核燃料サイクル施設で体内被ばくが起きたのは初めて。青森県と村は初めての体内被ばくであることを重視し、二十六日に立ち入り調査を行う。
 
 原燃によると、作業員は十九、二十の両日、気密性の箱型装置「グローブボックス」などに手を入れて、同核燃料から出るプルトニウムなどを含む廃液を分析する作業を行っていた。
 原燃が二十二日に作業着の放射線を測定したところ、右胸の部分が汚染されていた。作業員の排せつ物を調べた結果、二十五日になってプルトニウムなどを摂取していたことが分かった。
 被ばく量は約〇・〇一ミリシーベルトで、法令で定める放射線業務従事者の年間線量限度の約五千分の一。胸部エックス線検査による被ばく量と比べると約五分の一。
 原燃は被ばく量から判断して、作業員を病院に行かせるなどの措置は取らなかった。作業員も体の不調を訴えていないという。原燃は「日常生活を送る上で問題はない。トラブル情報にも該当しない」としている。
 作業員が働いていた両日、一連の作業には六人が携わっていたがほかに被ばく者はおらず、二十一日以後に同じ装置を使った人にも異常はない。
 原燃は服の汚染個所などから、口や鼻から吸い込んだとみている。作業で扱う放射性物質の放射能が強くないため、マスクの着用は義務付けていなかったが、二十五日から当面の間は着用させる措置を取った。
 箱型装置に問題がなかったかなど原因を調査中だが、作業上の不注意で放射性物質が作業着に付着した可能性があるとしている。
 三村申吾知事は「トラブル情報に該当しないが、作業員の安全に万全を期してほしい」とコメント。
 古川健治村長は「早急な原因究明と再発防止策の徹底を求める」との談話を発表した。

体内被ばく
 放射線を出す物質が体内に入って起こる被ばく。入り込む経路によって(1)水や食べ物とともに口から入る経口摂取(2)空気と一緒に吸い込む吸入摂取(3)皮膚から取り込む経皮吸収―に分けられる。
 プルトニウムは消化管からはほとんど吸収されずに排出されるため、経口摂取では大きな影響はないが、吸い込むと肺から吸収されて長期間アルファ線を放出し、肺や骨、肝臓などでがんの危険を高める。

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