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チェルノブイリ原発事故から20年が経ちました。
この事故では、広島原爆500発分の放射性物質(死の灰)が放出されましたが、
状況によっては、その更に400倍もの死の灰が放出される可能性も有ったと、アメリカの原子力関係の技術者が、事故後、発言したと読んだ事が有ります。(高木仁三郎
『われらチェルノブイリの虜囚』参照)そして、チェルノブイリ周辺の半径30kmの広大な土地が放棄された事を考えれば、その経済的損失がどれほどの物であったかは、
気が遠く成る程の物です。
原子力発電には、硫化化合物などを大気中に放出しない事や、燃料がコンパクトである為、輸送のコストが小さい事などの利点が、確かに有ります。しかし、原子力発電(核分裂発電)は、結局、それ自体が膨大な石油、または石炭を消費します。即ち、核燃料の濃縮から原子力発電所の建設、そして核廃棄物の管理、処理には、大量の電力が必要であり、核燃料サイクルが実現しない限り、このエネルギー収支は、容易に改善されるとは思へません。
又、何故かチェルノブイリ事故後、世界的にキャンペーンされる様に成った「二酸化炭素による地球温暖化」には、実は、科学的根拠が不足して居ます。(仮に本当だとしても、結局、バックエンドなどで多量の石油、石炭が消費されるのですから原発が、
「地球温暖化」の切り札に成るとは思へません)
更に、原子力発電所とその関連施設ほど、テロの標的に成る物は有りません。こうした事を考えるなら、日本と世界が、原子力発電(核分裂発電)を放棄すべきである事は明白であると、私は、考えます。
チェルノブイリ原発事故で犠牲と成った方たちの御冥福をお祈りすると共に、原子力発電が、放棄される事を強く願ひます。
西岡昌紀(にしおかまさのり)
http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokamasanori/
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