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東京電力福島第一原発6号機に流量計を納入する際に東芝が試験データを改ざんした問題で東芝は十日、東電柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)7号機の流量計でも同様の不正があった可能性が高いと発表した。
東芝は最初の改ざんが発覚した後、他の流量計では不正はないと報告していたが、十日余りで覆った。経済産業省原子力安全・保安院はこうした経緯を重視。調査が不十分だとして、同日、東電と東芝に厳重注意した上で、事実調査のため流量計を製造、試験した東芝京浜事業所(横浜市鶴見区)を任意で立ち入り調査した。電気事業法などに基づき両社に経緯の報告を求める。
また、東芝製流量計を原発で使っている東北電力にも安全性の評価結果の報告を指示した。福島県も同日、東電に再調査を依頼した。
東芝の西田厚聡社長は保安院院長、東電社長と相次ぎ面会、陳謝した。記者会見した並木正夫東芝上席常務は「重大に受け止めている。原子力に対する信頼を傷つけ申し訳ない」と陳謝した。東電は「運転中のデータに基づき評価し直したが、安全上に問題はない」としている。
新たに改ざんが疑われているのは、一九九四年に納入した冷却水の復水系と給水系の流量計三台の試験データ。東芝によると、試験記録を一覧表に入力したとみられる当時の電子ファイルがコンピューターに保存されているのを九日に発見。東電の要求に合うよう数値を改ざんした形跡があった。福島第一の流量計で数値を改ざんした試験責任者と担当者を含む三人がかかわったとみられるが、社内調査では三人とも「(改ざんしたのか)分からない。覚えていない」と話したという。
電子ファイルは、福島第一の改ざんを受けた社内調査では見つからず、コンピューターのファイルを整理していた担当者が偶然見つけたという。
*原発の流量計=発電のためにタービンを回した蒸気を水に戻してから、再び原子炉に送り込むまでの間の主要な配管で流量を計測する重要機器。東京電力では復水系に1つ、給水系に2つ設置。配管の一部を狭めて、上流と下流の圧力差から流量を割り出す。
関連:
東芝製原子炉給水流量計及び復水流量計の実流量試験データ不正について[経産省] 2/10
http://www.meti.go.jp/press/20060210006/20060210006.html
データ改ざん疑惑で地元反応[新潟日報] 2/10
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2006021030472
東芝、試験数値改ざん/福島第一原発6号機の給水流量計/交換工事遅延恐れ[福島民報]2/1
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20060201/kennai-20060201100726.html
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