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九州電力が玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で導入計画を進めているプルサーマルについて、古川康知事は7日、「安全性は確保される」という見解を明らかにした。知事見解は事実上の事前了解(計画同意)につながるもので、県とともに同意を求められている玄海町も同意する方向で地域振興策の協議を始めている。両者が同意の動きを見せたことで、玄海原発での国内初のプルサーマルが実施へ向けて大きく動き出す。
同日の2月定例記者会見で明らかにした。同意するかどうかについては「玄海町の意向と2月県議会の論議を見守りたい」と述べた。
玄海町は1月末に町議全員と町三役らがプルサーマル計画を受け入れた場合の交付金の使途など、地域振興策の協議に入っている。
九電は2010年度までの計画実施を目指し、2004年5月に県と玄海町に「事前了解願」を提出。昨年8月には国の安全審査が終了し、許可も下りた。計画実施には、玄海町と県が計画を了解するかどうかが焦点となっていた。県民の理解などを判断材料に挙げる県は、九電と国に説明責任を果たすよう求め、両者がそれぞれ公開討論会を実施。昨年末には県主催で討論会を開いていた。
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