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2005年11月10日12時05分
昨年8月に11人が死傷する蒸気噴出事故があった関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)で、復旧工事に使う2次系配管を三菱重工業の作業員が誤って取り付けたうえ、刻印されている製造番号を削って打ち直し、つじつまを合わせていたことがわかった。関電は正しい配管に取り換えさせた。経済産業省原子力安全・保安院は、運転再開に影響するほどのミスではないとしつつも「関電の品質管理に問題がある」としており、管理体制を含めた3号機の安全対策に不安を残した。
保安院は10日朝から、復旧工事の結果を確かめるため予定していた同原発への立ち入り検査を実施し、今回の経緯などについても改めて詳しく聴くことにしている。
保安院によると、復旧工事を請け負った三菱重工業高砂製作所(兵庫県高砂市)で今年2月、配管を仮接続していた作業員が、同じ形状、材質で製造番号の異なる配管を誤って接続した。上司は「(取り違えた配管を)直すように」と指示を出したが、作業員は「刻印を直す」ととらえ、刻印された製造番号をやすりで削り、つじつまが合うように番号を打ち直していた、という。
製造番号は配管の管理に不可欠な情報で、関電の検査員が不正に気づき、三菱重工に作業をやり直させた。関電は国への書類で不正の発覚を報告し、実際に作業をやり直したにもかかわらず、同じ報告書の中で、再発防止策など是正措置の必要はないとの判断を記し、混乱を招いていた。
関電の森詳介社長は福井県敦賀市で10日あった会議の中で「美浜3号機の配管取り換え作業で三菱重工の溶接ミスがあった。現時点では計画通り修復しているが、重大な問題であり、三菱重工には厳重に注意した。当社の対応にも問題がありご心配をかけたことをおわびします」と陳謝した。
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200511100114.html
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