★阿修羅♪ > 原発 劣化ウラン フッ素3 > 297.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
慶尚(キョンサン)北道の慶州(キョンジュ)市が、中低準位放射性廃棄物処理場の予定地に最終選定された。1986年、政府が放射性廃棄物処理場事業に着手して以来、19年間、計9回も敷地の選定に失敗した末、遂に放射性廃棄物処理場に“居場所”ができたのだ。
しかも今回の決定は、国策事業としては初めてとなる、住民に直接賛否を問う方式で決まった。今回、住民投票で慶州は投票率70.8%に、89.5%という高い賛成率を記録した。慶州との競争で負けた群山(クンサン)と盈コ(ヨンドク)も、70%から80%の投票率、80%前後の賛成率となった。
2年前、全羅(チョンラ)北道の扶安(プアン)で放射性廃棄物処理場誘致をめぐり、住民同士の対立で極端な暴力事態をもたらすなど、放射性廃棄物処理場の敷地を指定する度に住民たちが激しく反発したことを考えると、様変わりの状況だ。
政府が、扶安事態以降、高準位放射性廃棄物は後で別途の処分の仕方を模索することにし、放射性廃棄物処理場の安全性に対する懸念を緩和させ、誘致地域に対する特別支援金3000億ウォンと韓国水力原子力の本社移転、陽性子加速器の建設など、地域経済の支援対策を法律で保障したことにより、こうした変化がもたらされた。
今や政府は、放射性廃棄物処理場の建設過程だけではなく、その後の運営過程でも手落ちがないように透明かつ細心な管理に力を傾けなければならない。日本の六ヶ所村をはじめとする外国の放射性廃棄物処理場は、住民のためのレジャー・観光施設や科学教育・学習の場としても活用されている。
慶州の放射性廃棄物処理場建設は、もっとも安全な形で、国民が原子力発電に対する誤った固定観念を捨てられるべく環境面でも世界に範を示すことを目標にしなければならない。
放射性廃棄物処理場の誘致に反対した住民と環境団体が、今回の投票結果と受け入れ、放射性廃棄物処理場の建設が円滑に行なわれるように力を貸すことも重要だ。今や彼らも放射性廃棄物処理場の安全性の向上に向け、プラスになる方策を共に模索してゆくべきであろう。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/04/20051104000000.html
▲このページのTOPへ HOME > 原発 劣化ウラン フッ素3掲示板